辛党姫とちょっと残念な7人の小人【BTS】 (ページ40)

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結局、グクとは話さないまま次の日を迎えた。

今日はタイミング悪くドラマの撮影がない。
だから朝から晩まで一緒に過ごすわけだが、朝からグクは私と1度も目を合わせようとしない。
それに、ジニヒョンもだ。
実は昨日ジニヒョンにも怒った。
ヒョンも同じことをしようとしていたらしいから。

いつもなら座席を決めるのにも時間がかかるのに、みんな気を使ってか奥から順につめて乗った。
もちろん、グクとジニヒョンは隣に座って、私と隣にならないようにするためだろうと思った。

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今はダンスの練習をしているのだけど、グクと2人で踊るところがある。
アイコンタクトが取れないためにタイミングがズレ、何度もやり直すのだがその度にジョングクは「すいません」と早口で一言。
いつもならヘラヘラ笑いながら言うのにな。
ってか、いつもならタイミングがズレるなんてことない。

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休憩中も私のところには来なくて、携帯触ったり、ヒョン達とじゃれたり。
寂しいと思う反面、やっぱりおかしいのはジョングクとジニヒョンの方で、私がそんな態度を取られる理由が分からない。

『……意味わかんな』

端にあった椅子に座ってヒョン達を眺めながら
日本語でボソッと呟くと、すぐに肩をつつかれた。

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RM「ちょっといい？」

『あ、はい』

ナムジュニヒョンの後ろについてダンススタジオの外に出た。

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RM「昨日、ジョングギから聞いたよ。あいつも反省してるって」

『…』

RM「僕達も、ジョングクのやり方が良くなかったと思う。……でも、ジョングクの気持ちもわかる」

『……私が謝ればいいんですか？？ジョングガとジニヒョンに？？』

ついカッとなって日本語で言ってしまったが、ナムジュニヒョンはわかったらしく、

RM「実はさ、」

事の発端を話してくれた。