辛党姫とちょっと残念な7人の小人【BTS】 (ページ24)

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episode２２ページ24

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JK「え、ヌナ。まだ仕事ですか？？」

『あー、言ってなかったっけ？』

TH「聞いてないけど？1人で？」

『はい、取材があって』

JH「取材？？1人で？？」

『そうなんです。実は、日本の雑誌で特集組んでもらうことになったんです。それじゃあ、失礼します』

ドラマの撮影があることは放送されるまで公にしちゃいけないらしく、メンバーに言うとすぐ口を滑らせそうだから黙っておいたのだ。
こうして私はメンバーと別れてオンニと2人でドラマの打ち合わせに向かった。

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『ミョン・Aです。よろしくお願いします』

初めての1人での仕事は想像以上に不安で吐き気がした。

『はぁ…』

休憩時間に1人で打ち合わせ会場を抜け出し、廊下の椅子に座ってオンニがくれたミルクティーを飲んでいた。

？「初めまして、ミョン・Aさん！」

『え？』

声がして俯いていた顔を上げるとそこにいたのは今韓国で大人気の若手俳優、チェ・ジホさん。

ｼﾞﾎ「会えて嬉しいです！！」

テレビでしか見た事なかったけど、すごい美形だな……。
そしてすごく人懐っこそう。

彼は空いていた隣の椅子に腰掛けるととても可愛い笑顔を見せてくれた。

ｼﾞﾎ「僕、ヌナの大ファンなんです！」

『えっ』

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こんなイケメン俳優からそんなことを言われると思っていなくて驚いた。
それに、ヌナって……。
私はあなたのヌナじゃない。と思ったけど言えないからスルーした。

『ありがとうございます。でも私は演技とかしたことないし、韓国に来てメンバーがいないお仕事は初めてなんで……正直すごく不安です』

ｼﾞﾎ「大丈夫ですよ！僕も一緒に練習します！」

すごいキラキラした笑顔で微笑むこの子は天使なのか。

ｼﾞﾎ「僕はヌナの1つ下なので、気楽に話してくださいね」

ジホ君とは意外とすぐ打ち解けることができた。
＂楽しむのが1番ですよ＂と彼が言っていたし、あまり色々考えずに楽しもうと思ったのだった。

『ありがとう』

その後すぐ休憩時間が終わり、台本を読むことになったが、緊張しまくって上手くいかなかった。