My Dear３〜JJ〜

顔色 ページ4

僕とAとジフの３人での新婚旅行を終えて数日後

僕らは引っ越しをした


今までのマンションでも構わないと思っていたけれど

Aはどうしてもと、引っ越しを望んだ


ヒョンジュンとの思い出が沢山詰まった今までの部屋

正直、彼女からヒョンジュンとの思い出を取り上げることはしたくなかったし

僕はそれでも全然かまわなかった


『新しい生活をスタートさせるんだもの。過去に縛られてちゃいけないわ』


彼女の中できっと何度も考えて出した結論なのだろう

僕はそれを受け入れた




新しい生活に慣れ始めてきた頃

僕は３週間ほどの海外での仕事を終え家に帰ると

ジフが玄関で僕を待っていたように迎えてくれた


ジフ「ジェジェ〜っ！おかえりぃ〜！」

JJ「ジフーっ！ただいまぁ〜！オンマは？」

ジフ「オンマねぇ〜、今ソファーで寝てるのぉ〜」

JJ「えっ！？どこか悪いの？」


僕はジフの言葉に、慌ててリビングに居るであろうAの元へと

ジフを抱き上げて急ぎ足で向かった


JJ「Aっ！」

「あぁ(笑)ジェジュン、おかえりなさい。ごめんね？寝ちゃってた」


微笑みながらゆっくりと起き上がったAは

心なしか、顔色が少し悪かった


JJ「大丈夫なの？どしたの？調子悪いのか？」


ジフをそっと下に降ろしてAの横へと座る

そしておでこに手を当てて、熱がないかを確かめた



「あはは(笑)大丈夫なのよ。少し気分が悪いだけで」

JJ「気分が悪いって・・何か変な物でも食べた？それとも疲れとか・・」


真剣にAの様子を伺う僕を見て

Aは笑った


「ふふふっ(笑)」

JJ「なんだよ？本当に大丈夫なのっ！？」


心配をしている僕を、Aは可笑しそうに見ているだけ



何だよ・・

こっちが真面目に心配してるのに


そう少し不機嫌になっていると


ジフ「ジェジェ〜？オンマねぇ〜、お腹にコウノトリさんが来たのぉ〜」

JJ「はぁ？コウノトリが来たってなんだっ・・えっ？」

ジフ「まだまだちっちゃい豆なんだよぉ〜？」

「ふふっ(笑)豆なんだよねぇ〜」

JJ「えっ？えっ！？それってまさかっ！？」

「今ね？３か月だって」

JJ「はぁーっ！？」

ジフ「ジェジェのハラボジとハルモニと一緒に病院に行ったんだよねぇ〜♪」

JJ「はぁ！？なんで俺に言わないんだよっ！」

「だってお義母さんとお義父さんが”面白いから内緒にしとけ”って」

JJ「なんだよそれっ！！」


どうやら俺だけ知らなかったみたいだ…。

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