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【捌】最終選別 ページ9

「行ってきます。」



槇寿郎「気を付けるんだぞ。」



「うん。」



瑠火「美味しいご飯を用意して待っていますからね。」



「うん!楽しみだなあ。」





最終選別当日。

呼吸を使ったキツい訓練を続けてから約一ヶ月。

槇寿郎から借りた日輪刀を腰に差し、羽織を羽織る。

両親と挨拶を交わしてから、瑠火の後ろにいる弟を見る。





「杏寿郎、おいで。杏寿郎からも何か言ってくれないとお姉ちゃん寂しいぞー。」



煉獄「姉上…。」





ひょこっと顔を出した杏寿郎はすぐにAに抱きついた。





煉獄「姉上…頑張ってください!!」



「ありがとう!帰ったら会えない分存分に甘えていいからねえ。」



煉獄「はい…行ってらっしゃい!!」





Aは杏寿郎の頭を撫でて「行ってきます。」と返した。

家族に見送られながら、Aは藤襲山へと向かった。











花襲山の麓まで来たA。

上を見上げると、奥までずっと続いている藤の花が咲いていた。





「こんなにも藤の花が…キレイだな。」





階段を上り、赤い鳥居のようなものを潜ると最終選別に参加する人々が居た。





「「皆様、今宵は鬼殺隊最終選別にお集まりくださってありがとうございます。」」



「この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込められており、外に出ることはできません。」



「山の麓から中腹にかけて鬼どもの嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます。」



「しかし、ここから先には藤の花は咲いておりませんから鬼どもがおります。」



「この中で七日間生き抜く、それが最終選別の合同条件でございます。」



「「ではいってらっしゃいませ。」」











七日間、生き残ることだけを考えよう。

杏寿郎と遊ぶ約束してるし!!

まずはこの夜を乗り切ることかな…朝日が昇れば鬼は活動できなくなるし。

体を休めることができるから…。





「そのためには東に行くか…。」





最も早く朝日の当たる場所を目指す。





Aは無我夢中に走り、計画を立てる。

その時、背後から鬼の気配がした。

瞬時に刀に手をかけ、気配を探る。





鬼「ヒャッハア!!!!」



「っ!!…。」





素早い動きで迫ってくる鬼を刀で止める。

一度距離を取ってから、今度はAから距離を縮めた。





「炎の呼吸 壱の型 不知火!!」





鬼の頸を切り落とし、手を合わせた。





成仏してください。

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まゆゆ(プロフ) - こんにちは!男の人と女の人が誰か気になるwwwメディアも今より発達していない時代に杏寿郎は何処でそんな情報を…はっ、まさか父&母!?((;゚Д゚)よもや… (2021年6月5日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
みゅあ(プロフ) - まゆゆさん» コメントありがとうございます! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 58a82f7f15 (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - あぁー杏寿郎も夢主ちゃんも可愛いぃー!続きを楽しみにしております♪ (2021年3月31日 3時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
みゅあ(プロフ) - 白さん» すみません、教えてくださりありがとうございます…!! (2021年1月3日 1時) (レス) id: bff99374af (このIDを非表示/違反報告)
- 弟杏寿朗かわいい!!関節ではなく、間接キスかと! (2020年12月31日 3時) (レス) id: 1de96798f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅあ | 作成日時:2020年11月23日 3時

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