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狐が7匹 ページ8

あれから数日経った


次の任務が言い渡された
受胎が確認された「受刑在院者第二宿舎」
そこで残された人達の安否の確認、救出


『特級…!?』

その受胎が特級に相当する呪霊になると予想されるのこと
まだ受胎で戦闘は避けると言っても、これを1年4人で…


伊「闇より出でて闇より暗くその穢れを禊ぎ祓え」



伊地知さんが帳を下ろす
虎杖は興味津々にそれを見つめる
そっか、これが初めてなのか


伏「呪いが近づいたらコイツが教えてくれる」

『あ!玉犬』


最後の余裕を楽しむように虎杖と玉犬を触る
ここからは気を抜けなくなる


中に入ると、目の前に広がる光景は
本来あるはずの景色とは異なっていた


虎「どうなってんだ!?二階建ての寮の中だよなココ」


釘「おおお落ち着け!メゾネットよ!!」


『生得領域…?』


伏「扉は!?」


バッと4人全員で振り向く
そこに扉は存在していなかった

『…ないね』

釘「なんで!?今ここから入ってきたわよね!?」


虎杖と釘崎がもはや踊るしかなくなってる
だが、玉犬が出入口の匂いを覚えているようだ
さすが犬、狐の俺じゃできない


『ありがとう、伏黒。助かるよ』


虎「オマエのおかげで人が助けるし、俺も助けられる」

伏「……進もう」






その先にあったのは
___惨い状態で残っている死体


虎杖と伏黒はその遺体について口論
任務中なのに…


釘「いい加減にしろ!!」

釘崎が口論を止めようとした瞬間
嫌な気配が背中に走る


『…っ!!釘崎!』

釘「……は…」



腕を掴んだ瞬間、床に向かって沈む釘崎の体
俺の体も一緒に沈んでいく

くっそ!!玉犬に頼りきってた!
馬鹿馬鹿馬鹿!!気を抜くなって分かってたろ!


最悪の自体になりそうだ

_________________
釘「なにレディの腕を力いっぱい握ってんだ、殴るぞ」

『えぇ…不可抗力』

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作者名:有無@気ままに更新 | 作成日時:2021年1月9日 21時

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