狐が36匹 ページ40
狐高A
1級呪霊との戦いによる呪力の暴走につき療養中
という名目で任務も来ないので修行中です
五「何個か確認したいんだけど、分身との痛覚の共有は?」
『分身はある程度ダメージ食らうと消えちゃうし、痛覚の共有もしないし、多分できない。消えたことは分かるけど』
五「となると、やっぱり生身でやるしかないか」
俺の分身でどんな事しようとしてたんだ…
仮にも俺と同じ姿してるやつだぞ
分身でも自分が死ぬところとか見たくないな
五「次、今治癒能力は何時間でどこまで治せる?」
『…体の欠損がなければ傷は1日あれば完全に治る、臓器もぐちゃぐちゃされた所で、体繋がってて生きていれるなら…3日もあれば治ると思う。ただし、さすがに反転術式の範囲…体の欠損を治すのは無理』
それを聞いた悟は暫し考えて
こちらを見る
俺はきょとんとして悟を見つめた
五「A、殺さないって約束するから死ぬ寸前までいける?」
『…は?』
五「具体的には神経切らないで、欠損寸前まで我慢できる?」
拷問か?
俺もしかして悟に恨まてるのか?
確かに死ぬ気でやるとは言ったが、それは心構えの話でありガチの死ぬ方は考えていなかった
しかも精神的にもクるやつ
『…しょーこさんに聞いてみてからでも良い?』
五「オススメはしないよ、僕も聞いたことあるけど本人曰く、ひゅーっとやってひょいっ、らしいから」
頭を抱える
これだから天才肌は…
本格的に悟に殺されかける選択肢しかなくなってくる
五「ていうか、Aは術式が自分に傷を移行させるものだから、反転術式を会得しようとする意味なくない?元の治癒能力もあるし」
『…と、言うと?』
五「わざわざ難しい反転術式を会得しなくても、Aが持ってる治癒能力を応用すればいいんじゃないの」
『…ちょっと待って』
尾が2本出てきた時と交流会の時を考える
あれは体が治すことに集中していたせいでストッパーがかかり、器の作成が出来ていなかったと思っていた…
なぜ?今までの治癒能力は、呪力を活用しない、『産まれ持った治癒能力だけで』治していたハズ
それが呪力のストッパーになる訳が無いのだ
考えられる可能性…
__軽微な反転術式なら使える?
それなら呪力が溢れ出さず、尾が増えなかった事の辻褄があう
『…悟、俺の片腕、飛ばしてみて』
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『あ"ー…頭使うな…』
五「論理派じゃないもんね」
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作者名:有無@気ままに更新 | 作成日時:2021年1月9日 21時