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かくれんぼ 3 ページ32

二階堂side

ーーー



.




Aを1人で鬼にさせて目を離して
その上、Aが居ないなんて兄組達に知られたら………。







想像して、ブルッと身震いをさせて

冷や汗をかきながらAを探す俺。







.







トイレ…風呂…物置部屋…





バタバタと走り回りながらAを探していると、









渉「おいこら!うるさいぞ!」



高「っ!ごめん!」




渉「…何そんなに走り回ってんだ?」




高「…あ、いや…その。」




渉「なんか、探し物か?」




.







…いや、まぁ探し物っちゃ探し物だけど



返事に困っていると





渉「Aが昼寝してんだから静かにしろよな。」





.





.




……………へ?!




高「A、昼寝してるの?!」



渉「ん?あぁ。
リビングのソファでお昼寝してるよ。
ついさっき、ねんねーって眠そうにしてたから
ミツが寝かせた。」







高「………んだよー。」




.






あぁーーーー。よかったぁ!!

安心感と脱力感が一気に襲ってきて
その場に座り込む俺。







渉「おい、どうしたんだよ。」




高「や、なんでもない。
探し物が見つかった。」





渉「は??」



高「いや、いいんだ。いいんだ。」




渉「??…あっそ。」







首をかしげながら、リビングに戻っていった渉兄を横目にもう二度とAを1人で鬼役をさせない事を誓った




.









天使は、鬼にならなくていいんだ

見っけ。ってした時の可愛い天使の笑顔が俺はみたい







★end★

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作者名:Bear | 作成日時:2015年12月18日 20時

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