俺等の天使ちゃん (ページ31)

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かくれんぼ 2 ページ31

二階堂side

ーーー

健「あー、ごめんもうこんな時間だ！
俺はいまから仕事だから、かくれんぼ抜けるね。」

高「おう、頑張ってこいよ！」

『いってらっちゃい。』

健「ん！行ってきます！」

健永が仕事に出掛けて、
俺達もそろそろかくれんぼも終えようとした時

『ちゅぎは、Aがおにね。」

高「…へ？まだやるの？
しかも、鬼？」

『んにゃ。』

高「Aひとりで探せる？」

『できぅ！』

高「ほんと？」

『ほんとよ！』

高「…んー、じゃあ最後1回ね？」

.

そう言って、Aでも簡単に見つけられそうな場所に身を隠す俺。

しばらくして、

.

『もぉいいよぉーぅ！！』

可愛い声が家に響いた。

…いや。
Aは、もういいかい？だからな。

そんなAのちっちゃい可愛さに
萌えながら隠れていたんだが

.

高「…遅くねぇか？見つけるの。」

Aが俺を探し出して結構時間が経過したはず。

心配になって、そっと部屋の様子を見たんだけど
Aの姿がない。

…………。

.

.

どっかですっ転んでないよな？

階段から、落ちたりしてねぇよな？

いや、そしたら今頃大泣きしてるはず…

やっぱり、Aをひとりで鬼にさせるのは危なすぎたよな。

急に不安になってきて、自分のうかつな行動に焦りを感じ始めて今度は俺がAを探していた。