俺等の天使ちゃん (ページ16)

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イチゴと天使ページ16

藤ヶ谷side

ーーー

渉「Aー、ケーキ残ってるよ。食べる？」

『たべう！！』

渉「はい、ちゃんと座って食べなね。」

『あいっ！！』

昨日の残りのケーキを嬉しそうに食べるA。

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太「ふふ、おいしい？A。」

『おいちーっ。』

.

ほっぺたに手を当てて、おいちーっ。
って言うAがいちいち可愛いすぎてずっと見てられる。

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『いちごしゃんは、さいごに食べうの。』

太「ふはっ。好きだから？」

『んにゃ。』

って、お皿の端っこに大好きなイチゴを取って置いてある。

好きなものは最後に食べるのは俺と同じだな。

口いっぱいにケーキを頬張って
口の周りに生クリームをたくさんつけてるA。

そんな天使の口の周りをティッシュで拭いてあげていると…

.

.

ガチャ…

宏「ただいまー。」

仕事を終えた宏光が帰ってきた。

『おかえいなしゃい。』

宏「ただいま。おっ、Aケーキ食べてんの？」

『ん！！』

宏「あれ？お前イチゴ嫌いだっけ？
宏にぃが食べてあげる。」

そう言って、Aが取って置いてあった
イチゴを口の中に放り込む宏光。

太「…ばっ！！」

.

.

…………………。

『…ぎゃあーーー…Aのぉーーー！！』

……最悪だ。