♯8 ページ8
必死に言葉を繋げる太輔
そんなあいつを見て、少しずつ冷静になってゆく
ここまで必死に嘘をつかせてしまっているようで申し訳ない...
もういいよっていう気持ちが溢れ出し、大きく深呼吸して、今度こそちゃんと言おうと太輔の目を見つめ
「太輔...今までありがとう 我儘に付き合ってくれて...しばらくはギクシャクしちゃうだろうけどこれからはメンバーとして宜しくな」
右手を差し出し握手を求めるとぐっと握られ、そのまま引っ張られて太輔の胸の中に抱え込まれた
「っちょっ...離せって…」
「ひろ！俺は終わらせる気はない！そんな事言うな」
「くっくるしっ」
腕の力は更に強くなり、呼吸をするのも少し辛いくらいになったけど何故か俺よりも太輔のが辛そうな声を出している
「言い訳になるかもしれないけどまず俺の話を聞いてほしい...」
頷けば少し腕の力が緩み、大きく息を吸ってるとこのままで聞いてねと一言呟き話し始めた
「まずこの所ひろとなかなか一緒に居られなくて、寂しそうしてたのにそのままにしてごめん...昨日に合わせるために必死だったから」
「.....」
「そしてそれに必要だったのが昨日一緒にいたスタッフさん」
「...やっぱり必要なんだ...」
「うん、どうしてもひろに喜んで欲しくて彼女の力を借りたんだ...」
俺を喜ばすのに何故彼女が必要なんだ？
「彼女のお兄さんが海外に顔の効く人で、半年前に発売してどうしても欲しかったモノがアメリカでしか販売してなくて、しかも数が決まってるから色々探したんだけど見つからなくて」
「.....」
「その事がたまたまスタッフさんに知られて、兄に聞いてみましょうか？と言われて...手を尽くしてもダメだったこともありつい頼んでしまったんだ」
なかなか人に頼る事をしない太輔だからこそよほどの事だったんだろうな
と他人事のように思考が浮かぶ
「頼んだけどやはりそう上手くはいかず昨日までに用意出来なくて...」
「.....」
「用意出来ないけどひろと食事に行こうと決めた時電話がきて、やっと渡せれるっていうから予約時間までに取りに行けば間に合うと思ったんだ」
...あの電話はその連絡だったのか…
「ギリギリまで頑張ってくれた彼女のお兄さんにも何かお礼をと思い、彼女の分と一緒に探して買い終えてからお店に向かう途中、その子を駅まで送ってた時にひろが前から歩いてきたんだ...」
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pearl(プロフ) - はちさん» はちさん、無事成仏出来ました(≧∇≦)読んで頂きありがとうございます！え？イチャコラ待ってる？？書かないといぢわる？(笑)まだ何も書いてはないけどパスワード限定とかでちらっとUPしてみる？(^^;;前向きに検討してみます ほんといつもありがとう (2017年10月20日 12時) (
レス) id: 0e0ff0af79 (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - 言葉足らずで、見てるこっちが歯がゆい藤北！ブラボー！＼(^^)／そして最後はラブラブチュッチュッ最高です！(///ω///)♪pearlさん！これでおしまいなんていぢわるダメですよー！(^w^)イチャコラ！待ってまぁす(*≧∀≦*) (2017年10月20日 0時) (レス) id: da9d90830e (このIDを非表示/違反報告)
pearl(プロフ) - はちさん» はちさん！コメありがとう(≧∇≦)えぇ理由はあるんです。でもお互いが言葉足らずというかお互いのことを思う行動が予想もしない方向へといく。そんな感じの話を書いてみたくて(^^;;最後ははちさんの想いに近い形で終われるよう頑張りますね！ (2017年10月14日 22時) (レス) id: 0e0ff0af79 (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - こんばんは！読んでてなんだか切ない気持ちに…(ToT)きっと太輔くんには何か訳があると信じて続き待ってます…(>_<)この言葉足らずな関係がいかにも藤北！って感じでやられてます…(>_<) (2017年10月14日 21時) (レス) id: da9d90830e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pearl
| 作成日時：2017年7月17日 17時
