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冗談ってわかってるのに顔が熱くなる。
きっと真っ赤に染まってるだろうから、顔を見られないように永瀬くんの足元にしゃがんで、そのまま湿布を貼った。
そのとき、髪が何かに触れた感覚に気付いて顔を上げると
永瀬くんの手で撫でられていて、一瞬思考が停止した。
『え……、な、永瀬くん、何やってるの…』
「ん？別に？触りたくなったから」
『……そういうこと先生にやることじゃないでしょう？』
精一杯の平常心で、先生らしく振る舞うけど
きっと永瀬くんにも動揺してるって気付かれてるだろう。
その証拠に、さっきから永瀬くんの口元が緩んでるのがわかる。
「Aちゃんだからやってるんやで？」
ドキッと胸が鳴って、慌てて立ち上がった。
その反応を見て、永瀬くんはやっぱり余裕そうにクスクスッと笑った。
『なっ永瀬くん、今日変だよ…どうしたの？』
「変？至って真面目やねんけどなぁ」
頭でも打った？なんて心配してしまうほど
いつもの永瀬くんとは違う言動に戸惑いを隠せない。
普段からおちゃらけてはいたけれど、それとはまた別の永瀬くんが顔を出していて、それに戸惑う私も変だ。
高校生相手に振り回されてちゃだめだ！なんて自分を鼓舞しても、顔面国宝並みの高校生を前にすれば、ドキドキしてしまうのも当たり前なんじゃないかって強引な言い訳も考えてしまうくらい。
「自分の気持ち隠すのって、疲れるよなぁ。…Aちゃんもそう思わへん？」
急に永瀬くんがそう言った。
さも私が気持ちを隠しているかのように聞いてくる永瀬くんは、私の手を取り優しく握った。
「せんせ、……俺のほんとの気持ち、知ったらどうしますか？」
核心をつかない永瀬くんの言葉に、ドキドキとモヤモヤが入り交じって複雑な感情が生まれる。
先生として、きっと聞かないほうがいいこと。
自惚れじゃないけど、永瀬くんの醸し出す雰囲気に、“そういうことだ”と理解せざるを得なかった。
『……どうもこうも、私が答えられることなら相談に乗るよ？』
こんな言い方はずるい。
そんなこと、わかってるけど
先生と生徒
その垣根を越えてはいけないのは、世の一般常識だから。
「ふ〜ん」
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hinata(プロフ) - ゆかさん» いつも読んでいただきありがとうございます！！ずっと見てくださってるなんて…ほんと嬉しすぎます！(；；)そう言っていただけるならいくらでも書きますので！これからもぜひよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年2月16日 23時) (
レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - 月さん» はじめまして！！読んでいただきありがとうございます(；；)リピ読み…！めちゃめちゃ嬉しいです！！！また気が向いたときにお読みいただければ幸いです…！コメントもありがとうございました！！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 更新嬉しいです！ずっとお気に入り作者登録しております。また新作書いてください！飛んできますので！笑 (2021年2月15日 0時) (レス) id: 3890b64e54 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - hinataさんはじめまして。完結おめでとうございます！保健室とベッド好きすぎてリピ読みさせてもらってます！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - AAAさん» わああとっても嬉しいです(；；) ドキドキしながら投稿したのでそんなこと言っていただけるなんて、、 わたしも頭の中で続編考えてしまいました笑 これからもよろしくお願いします！m(_ _)m (2020年4月14日 19時) (レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年8月18日 5時
