We are...４ (ページ4)

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照れ臭そうに頬を掻きながら
俺の隣に腰掛けて、

かと思えばまたまっすぐに見つめてくる。

「嫉妬」

「へ？」

「岸くんに隠してたんだけど、
俺って結構嫉妬するタイプなの」

嫉妬してる姿なんて
今まで全く見たことがない。

そんな神宮寺から出た言葉。
いつ、どこで？
そんな感情ばかりが頭を行き来する。

「国民的彼氏なんて言われてるけど
岸くんの事になると
すぐに独占欲強くなっちゃうし」

ーーみんなから人気な岸くんに嫉妬して
俺だけのものなのになぁって。

そんな風に思ってたんだ。
いや、思ってくれていたんだ。

「神宮寺優しいから
俺ばっかり嫉妬してると思ってた。
でも、今神宮寺の気持ち聞けて不安なくなった」

あんなに完璧だと思ってたけど
実は隠れて妬いてくれてたなんて
かっこいい姿からは想像もつかないくらい

かわいい

「俺は神宮寺しか見えてないから。
他の人に目移りとか絶対ないけど、でも
妬いてくれたって知れて嬉しい」

かわいい一面を知れて
またさらに神宮寺が好きになる。