殴られるより痛いキス ページ15
【じゅり×ほく】
「…樹…」
目の前に愛しい男がいた。
一年ぶりの再会。
彼から逃げ、隠れ続けた一年間。
今日…ついに見つかってしまった。
「北斗…とりあえず一発殴らせろ。話はそれからだ」
殴られる…！
俺は近づいてくる樹を目の前に、目を固く閉じて歯を食いしばった。
でも、次の瞬間訪れたのは痛みでも激しい衝撃でもなく、甘い口づけだった。
「あ…んんっ…」
「北斗…」
樹の唇がそっと離れ、樹に強く抱きしめられた。
「俺から逃げた一年間、どうだった？俺を忘れられたか？」
「樹…」
樹のキスが優しすぎて胸が痛かった。
胸の奥がズキズキと痛くて…たまらなかった。
涙が勝手に溢れてきて止まらなかった。
樹を忘れられる事なんて…できるわけがなかったのだ。
「もう、逃さねーよ。お前のこの胸の内側にも外側にも消えない痣を付けてやる」
樹は俺のシャツのボタンを引きちぎる様に脱がし、俺の心臓の上に口づけた。
そこには真紅の薔薇の花びらの様な痕が一つ残った。
「北斗…一生、この痕、付け続けてやる」
樹はそう言って、付けたばかりの痕にまた噛み付いた。
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FUKI(プロフ) - はじめまして(^^)いつもいいお話をありがとうございますm(_ _)m私もきょもほくが好きですがじゅりほくも好きなので、こういう短編集で見ることができてとても嬉しいです！これからも楽しみにしています!! (4月10日 16時) (
レス) @page5 id: e80d2cc236 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 短編じゅりほくも楽しみにしてます！のんびり待ちますので、ご無理はなさらないで下さいね！ (2020年9月26日 1時) (レス) id: 88fa24df75 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - モモさん» ありがとうございます(o^^o)こちらのお話はとっても短いので…コメントまで頂くのが申し訳ないくらいです(＞人＜;)近いうちに短編でじゅりほくを更新したいと思ってます。 (2020年9月25日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - こんばんは！じゅりほくありがとうございます！2人のやりとりにキュンとしました。 (2020年9月24日 0時) (レス) id: 23e27c4448 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - モモさん» こちらこそですm(_ _)m全部読んでいただいてるなんて…メチャ嬉しいです(o^^o)更新がんばりますね！ (2020年9月23日 23時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年9月20日 1時
