98period ページ6
一瞬、何を言ってるのか頭が追いつかなかった。あたしがテツを信じてるのは当たり前じゃん。今までも、これからもテツを信じるのは変わらない。あたしがそう声に出そうとする。けれどあたしが話し出す前にだってよ、と大輝は再び言葉を発した。
青峰「テツのパスを1番受け取ってきたのは俺だぜ？あいつが何を考えているか、何をしようとするか、手に取るように分かる。」
「それに、テツが選んだ光がアイツだろ？アイツの光は淡すぎる。あれが1番強いならお前のチームは俺に敵わねぇ。」
畳み掛けるようにそう言って、あたしを見つめる。大輝の言ってることは確かに合ってるのかもしれない。あたし達のチームはそれぞれ得意なプレーがある。けれどその中でも1番流れを変えるプレーをするのは大我とテツだ。でも、それでもあたし達は…あたしは…！！
『あたしは……テツが誠凛の皆が大輝達に勝つって信じる。例え今大我が大輝に敵わなくてもまだ時間はある。それに、先輩達も他の1年もいる。1人で勝てなくても、5人で勝てることをあたしは信じる。』
しっかりと大輝の目を見てあたしの意志をぶつける。少しの沈黙の後、大輝はチッと舌打ちをしてあたしに背を向けた。
青峰「それ、いつか後悔することになると思うぜ。……俺に勝てるのは俺だけだ。お前らのチームも俺には物足りねぇ。」
その言葉を置いてあたしに軽く手を振りながら去っていく。そのまま去るのかと思えば何故かピタッと止まった。え、何？
青峰「あー、忘れもん。」
『はい？………っ！』
あたしがキョトン、としていると大輝はあたしの方に振り返ってツカツカとこちらに向かって来た。そして驚くまもなく至近距離になった大輝に思わずギュッと目を瞑る。
一瞬だけ、頬に感じた温もり。それはテスト後のあの日、大我に頬にキスされた時に感じた温もりと同じ様だった。目を開くと目の前には大輝の顔。
『なっ！』
青峰「じゃーなA。次会うときは敵同士だ。」
してやったりという顔をする大輝にぶわっと顔に熱が集まってキスされた方の頬を手でふさぐ。離れ際、あたしの頭をクシャクシャと撫でてきた。去っていく背中をきっと睨みつけながらあたしの顔は真っ赤に染まっていただろう。
ってか大我もだけど最近の子はマセガキかｯｯ！！あたしの反応を楽しんで弄ぶんじゃねぇｯｯ！！！(キレ)
『っは！大我！！多分この近くのバスケコートにいるはず…』
探してちょーっと怒らないとなぁ(満面の笑み)
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S(プロフ) - 最近黒子のバスケ見初めたんですけど、この小説めっちゃ好きで！本編と一緒に見てます！続き待ってます！気が向いたら更新してください🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (9月14日 17時) (
レス) @page42 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 零さん» コメント、ありがとうございます！そうですね、もちろんこの作品もゆっくりですけど更新していく予定です。(心の中では)ですが私自身これから受験に入っていくので、もう少しだけ、待っていてくれるととても嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2023年3月22日 16時) (レス) id: d60abc6b35 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 他の作品の更新も嬉しいですが、この作品完結までやって欲しいです！とりあえず、赤司が好きなのでウィンターカップまでやって欲しいです😁更新楽しみにしてます！ (2023年3月22日 15時) (レス) @page42 id: 3b18e7e712 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - アオバさん» コメントありがとうございます！分かりますいいですよね黒バス！今ちょっと迷走中なのでもう少し待っていていただけると幸いです。いつも読んで頂き、ありがとうございます！ (2022年10月6日 7時) (レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
アオバ(プロフ) - 黒子のバスケ大好きなので、めっちゃ楽しいです！！無理をしないようにしてください…！更新待ってます！ (2022年10月6日 1時) (レス) @page42 id: 106335cad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年6月2日 20時
