キセキに愛された華3【黒子のバスケ】

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-ＮＯside-


試合当日。インターホンの音がなり、Aはパタパタとそちらへ向かう。ドアを開ければそこには見慣れた幼なじみの姿。


黒子「おはようございますAさん。」

『はよ、テツ。』


電車に揺られて数十分。本日の決戦の場所である会場へと足を進めた。




会場はたくさんの人で溢れかえっていた。その中には誠凛と勝ちを競い合った秀徳のメンバーの姿も見られた。しかし緑間はどうやら来なかったらしい。高尾の携帯に表示されるメールには嫌なのだよ。、とだけ書かれてあった。それを聞いた一部の先輩は殺すだの轢く以外の方法で殺すなど殺気で満ち溢れていて、高尾は苦笑いを零していた。




一方その頃、桐皇学園控え室では、青峰が未だ来ていないと聞いた桃井が青峰に電話をかけていた。



桃井「ちょっとなにやってんの？！今どこ！！もうすぐ試合始まっちゃうよ？！？！」

青峰《何って学校で…あ、……あー、わり、寝坊だわ。》

今吉「寝坊ー？！」

青峰《あ、今吉サン。》


寝坊、という言葉が聞こえた今吉はすぐに桃井から電話を代わってもらい、あとどれ位で来れるのかと尋ねた。青峰は遅刻とは思えないほど落ち着いていて、そして何より眠たそうな声で後半には、多分…、と返ってきた。


今吉「頼むぞおい！！相手はあの誠凛なんやぞ！」

青峰《はっはー、またまた。あんな雑魚倒すのに20分でも多すぎだって。》


まー前半はテキトーによろしくー。と言い終わると同時に切れた電話に。今吉と桃井はため息をついた。


今吉「まいったの〜。」

桃井「あのバカ……。すみません…。」

今吉「まーしゃーない。スタートは俺らだけでぼちぼちやるしかないなー。」




そして場所は誠凛控え室に変わる。


『リコ先輩、そろそろ時間です。』

相手「分かったわ。ありがとうAちゃん。」


全員、準備はいいわね。全員が真剣な顔をして相田の言葉に耳を傾ける。



相田「大事な初戦よ。何度も言うけどI･Hに行けるのは4校中3校。小金井君も前言ってたけど一見難しくなさそうに見えるわ。けど……」



相田の雰囲気を察ししたからなのか伊月と水戸部がガシッと小金井の両腕を掴んで逃げれないようにした。この状況に小金井の頭の上にはたくさんのハテナが浮かんでいた。



相田「舐めんな！！！」

小金井「へぶぅ！！」

『ブブッ……………サーセン。(汗)』



バシィィンっといういい音がしてハリセンで小金井の頬が叩かれた。

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