キセキに愛された華【黒子のバスケ】

8period ページ10

-Aside-



みーんないい反応するなぁ。



あたしもリコ先輩が監督って知った時びっくりしたけど流石にここまでじゃなかった。


あたし達より遠くにいるおじいちゃん先生を顧問だと知ってまた驚いてるみんなを見てるとなんかコントみたいで笑えてくる。


あたしが爆笑しているうちに話が進んでいたようで、リコ先輩がじゃあまずは、と話し始めた。


今に思えばこれはあたしがさっき爆笑していた光景の仲間になる合図だったのかもしれない。




相田「全員、服を脱げ!!」




…ん？




「「『えぇぇぇええ!!!!』」」




服を脱げ？全員？ってことは…あたしも?!あたしもなのか?!流石にリコ先輩でもこれはセクハラに値しますよっ?!


頭の中で叫びつつ、顔は真顔のまま、そっと胸の前で腕をクロスさせ、リコ先輩を見る。その視線に気づいたリコ先輩は慌てて




相田「あ！Aちゃんは脱がなくていいわ。マネージャーだもの。」

『よ、良かった。』




そ、そうだよね。あたしマネだし。何するのか知らないけどあたしまで脱ぐ必要ないもんね。良かっt「Aちゃんは合宿の時にあたしだけが見るから大丈夫。((ﾎﾞｿｯ」?!




『リ、リコ先輩?!』

相田「冗談よっ♡」

『えぇ…？』




怖すぎる。一安心してたのに。リコ先輩の冗談よっ♡って言った時の顔が笑ってるけど笑ってなかった。


そんな茶番は置いといて、半裸になった男子部員が並んでいるところにリコ先輩が近づき、一人一人何ができてない。これをした方がいい。とさらさらと言い始めた。


冗談かと思えば部員によるとまさかの全部あっていると言う。どういうことなのかな。征みたいに、目が特殊なのかな。




『順平先輩、リコ先輩の目って…』

日向「あぁ、ちょっと特殊なんだ。」




やっぱりそうなんだ。




日向「彼女の父親はスポーツトレーナーなんだよ。」




順平先輩の説明を一言にすると、リコ先輩の目には全ての体の状態が数値化されて見えるらしい。すっごいなぁリコ先輩。かっこいい。


順平先輩にリコ先輩について聞いている間に、見ていない人はテツだけになっていた。すると隣から順平先輩がお、終わったな。と言ってリコ先輩の方に向かっていった。




『え、あのまだ終わってな…行っちゃった。』




仕方ない。あたしもテツのところに行こう。

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