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黒子「分かりません。」
黄瀬から来たボールを取り、サラッとそう言う黒子に黄瀬はへ？と拍子抜けした顔をした。
黒子「帝光の方針に疑問を感じたのは確かに決勝戦が原因です。あの時僕は何かが欠落していると思った。」
黄瀬「スポーツなんて勝ってなんぼじゃないスか！それより大切なことなんてあるんスか?!」
自分の意見が間違いではないように話す黄瀬に黒子は言葉を続けた。
黒子「僕もこの前までそう思っていました。だから何がいけないかはまだはっきりわからないです。ただ…僕はあの頃、バスケが嫌いだった。」
ボールの感触。
バッシュのスキール音。
ネットをくぐる音。
ただ好きで始めたバスケなのに。
黒子は火神と出会うことでその欠落した何かを見つけそうになっていた。火神君はすごいと、あれだけバスケに、好きな物に真剣になれる姿を、この数日胸いっぱい見せられて思い知らされたのだ。
黄瀬「…やっぱ分かんねぇッスわ。けど1つ言えるのは、黒子っちがアイツを買う理由がバスケへの姿勢だとしたら…」
黒子っちとアイツはいつか決別するッスよ。
火神はまだ発展途上。そして、キセキの世代と同じセンスを秘めている。だからこそ、それが開花した時、チームから浮いた存在になった時、
黄瀬「アイツは今と変わらないで入れるんスかね。」
その言葉に黒子が何も言えないでいると、黒子の後ろから近づいてくる人影が2つ。
『テーツ！』
火神「てめー何フラフラ消えてんだよ。」ﾊﾞｼｯ
2つの人影の正体はAと火神だった。Aは黒子の肩にトンっと手を置き、火神は背中をバシッと叩いた。
火神「よう。」
黄瀬「…聞いてたんスか？」
火神「聞いてたかじゃねーよ。お前何いきなり黒子拉致ってんの？」
黄瀬「は？ちょっとくらい良いじゃないっすか!!」
火神「帰れねーんだよ!!」
会って早々言い合いをしだす2人にAはため息をついた。
ギャーギャー騒ぐ姿をAが見ていると、黒子がコートの方へ歩き出した。そのコートにはガラの悪い人達がいた。
『テツ？』
黒子「すみません。ちょっと行ってきます。」
『…じゃああたしも行く。』
コートへ向かう黒子にAはついて行った。
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ！普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます！明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします！ (2022年5月6日 9時) (
レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです！ (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年3月17日 22時
