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ピピピッ!
「レフェリータイム!!」
その声とともにあたしは救急箱を持ってテツの元へ走った。
『テツ!だいじょ…!!それ…頭…!』
相田「血が…!!!」
涼太が思いっきり腕を振った時、涼太の肘が当たったところが悪かったのか、テツの頭から血が出て、顔に垂れてきている状態だった。
日向「大丈夫か、黒子?!」
黒子「ふらふらします…。」
『ふらふら?!』
火神「おい、大丈夫かよ。」
黒子「大丈夫です。まだまだ試合はこれからで…しょ、ぅ…」パタ
日向「黒子ぉー?!」
ーー
相田「Aちゃん、黒子くんどう?」
あの後テツをベンチまで運び、今はガーゼと包帯で止血している途中だ。
『貧血と頭を強く打っているので試合には…。』
相田「やっぱりそうよね。…黒子くんはもう出せないわ。残りのメンバーでやれる事やるしかないでしょ!」
テツがいないこのチームでできること。まずオフェンスは先輩たち主体。リコ先輩が順平先輩に勝負どころと言ってたし、何か作があるのだろう。次に大我はオフェンス禁止。涼太を止めることだけに専念。大我は不満そうだったけど…
日向「大丈夫だっつってんだろダァホ!たまにはちゃんと先輩の言うこと聞け殺すぞ!」
とセリフに合わないにっこり笑顔でそう言われた瞬間黙った。…わぁ、先輩すっごいやぁ(現実逃避)
テツの代わりに慎二先輩がコートに入り、誠凛ボールで試合再開。
相田「あいにくうちは1人残らず諦め悪いのよ。」
優しい時は並の人!スイッチ入るとすごい!けど怖い!クラッチシューター日向順平!
沈着冷静慌てません!クールな司令塔!かと思いきやまさかのダジャレ好き伊月俊!
仕事キッチリ縁の下の力持ち!でも誰も声を聞いたことがない水戸部慎之助!
なんでもできるけどなんにもできない!Mr.器用貧乏小金井慎二!
先輩たちも、それぞれすごいところがある。だからこそ1年で決勝リーグ行ってるんだ。やっぱり、バスケしてる人はみんなかっこいいな。
「第3クォーター残り3分!!」
その声でハッとした。っ!今の点差は?!
点差を見ると68対74。…それでも離されてる。このまま20点差つけられたら…。
『やばい…。』
「監督、何か手はないんですか?」
相田「…前半のハイペースで策とか仕掛ける体力が残ってないのよ。せめて黒子くんがいてくれたら…」
やっぱりテツと大我のコンビがないと…でも今テツを出す訳には……
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ!普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます!明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします! (2022年5月6日 9時) (レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです! (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年3月17日 22時