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数ヶ月ぶりのハワイ。
今回撮影、というわけではない、
ツアーが終わり、富士急ライブも無事…
ではないけど幕を閉じて、
さらに、ファンクラブ限定のライブも終わり、
今回は、
「ファンクラブツアー、インハワイ。」
浦「なんでそんな片言なのよ。」
「ううん、別に大したことじゃないんだけどさ、」
浦「?どうかした?」
「なんか、怒涛すぎて、」
秀「お前飛行機でずっと寝てたからだろ。」
「え、それ関係ある?」
秀「頭が追いついてないだけだっつーの、時差ボケだ。」
「…そうなのかなぁ。」
明日から、ファンのみんなと
ファンクラブ限定の、イベントがある。
今日はその前乗りで、
メンバーは早めにハワイに来ていた。
空港で、すでに前乗りしていたファンの子もいたり、
その中をかいくぐって、私たちが泊まるホテルまで向かう道中、
窓の向こうに流れる見慣れない景色。
時差ボケだ、なんて言われたけど、
いつもはしないから不思議な感覚のまま。
ホテルへと向かっていた。
兎にも角にも、明日はファンの子と会える。
イベント、お見送り、ライブ
たくさんの事が、待ち構えているのに、
私の心はあまりうかなかなかった。
( たくさん幸せな事があるはずなのに。)
秀「うわー、海外っぽい。」
ふと、秀太が窓の外を見ながらつぶやいて、
私も目線は、秀太が向いてる方へ。
そこには、流れる街並みの中に
普通に馴染んでる、出店の軒並みで、
秀「いきてー。」
宇「そんな時間ある?」
秀「ホテルから近いところにあればなー、」
宇「ホテル着いたら聞いてみようよ。」
秀「なに、宇野も行くの?」
宇「え?だめ?」
秀「いや、ダメじゃねぇけど、珍しいな。」
宇「Aも行きたいで…、A?」
ぼやっと、浮かぶその風景、
日本じゃあまり見かけないから、
思わず、目線を向けていると、
実彩子ちゃんから話しかけられてることに気づかなくて、
宇「A?」
「え、え?なに?」
秀「…時差ボケ早くね?マジかよ。」
宇「えー、大丈夫ー?」
「うん、なんかぼーっとしちゃって。」
秀「お前も後でいこ、こっちに合わせなきゃなんねぇんだからさ。」
「うん、そうする!」
ふわふわと、浮かない気待ち。
多分、時差のせいなのに。
私の心は、なんだか腑に落ちない答えで、
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ちい - 更新きてくれてありがとうございます!!また読み返して最新話が更新されててとても嬉しくありがたいです! (2020年6月16日 0時) (レス) id: 41d72408da (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ちいさん» 遅くなりまして申し訳ありません、コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです*まだ少し続くと思いますので、お付き合い頂けると嬉しいです!また覗きに来てやってくださいね! (2020年5月25日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めちゃめちゃ最高です!!何ていうのだろう、、めちゃめちゃ文書が分かりやすいし胸キュンするし、3150で、4回読み直してます!更新楽しみにしてます!! (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9cfad6f983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rio | 作成日時:2019年9月14日 1時