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その日の夜、
ホテルに泊まったメンバーは、雨の中リハーサルをしたからというのもあり、
珍しくご飯にもいかず、ホテルの部屋に入ったまま。
「ちょーっくら出てきます。」
宇「あら、おかえりは何時なのかしら？」
「…1時間くらいしたら。」
宇「お疲れなのだから、早めに帰ってきなさいね。」
「…はい、わかってます。」
千「その宇野ちゃんのキャラはなんなの？(笑)」
宇「まーーた、取られちゃうなぁと思って。」
「ちょっとだけだから、すぐ帰ってきますから！」
いつも通り、なんて言いながら、
部屋着に着替えた私は、
携帯を持って、部屋を出ようとしていた。
ある約束を、リハーサル終わりに取り付けたからだ。
宇「カードキー忘れないでね。」
「はぁい、行ってきます。」
千「気をつけてね〜」
ぱたん、とドアを閉める。
それとともに一つのため息。
「真司郎、夜ちょっと開けられる？」
與「ん？別にええけど。どうしたん。」
「ちょっと話したいことあるんだ、時間開けられるなら夜会えないかなと思って。」
與「ん。なに、良いこと？悪いこと？」
「んー、いいことではないけど、」
與「いいことじゃないんかい。」
「でも、話したいなって思えたんだから成長してませんか？」
與「…んー、まぁそうやな。」
「てことで、夜また連絡するから。」
昼間、不思議がりながらも
真司郎は、夜時間を開けてくれることになった。
話そう、そう思えたのは、
他のだれでもない、
だっちゃんの一言があったからだ。
その言葉を無駄にしたくない、
きっと、話したらわかってくれるはずだから。
s.a部屋の前まで行こうか?
部屋を出てすぐの時に、
携帯の画面に現れる文字。
優しさもにじみ出てるその言葉をスライドして、
電話のボタンをタップすれば
ワンコールして、愛しい声に変わる。
與『もしもし？』
「真司郎？ごめん、もう部屋出た。そっち行く、」
與『え？ほんまに？俺もで、』
ポン、と静かに音がなったエレベーターが開いて
乗っていたのは携帯を耳に当てた真司郎、
思わず笑ってしまった。
與「出歩くんなんてもってのほかやけど。」
「ふふ、ごめん、ありがと。」
ちょっと怒ってる真司郎の表情に、
手を合わせて声を零せば、
いこっか、とその手を引かれて、エレベーターに乗らされた。
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ゆう - 読んでてメンバーがこんな事言いそうとか共感して時間忘れて読んじゃいました！ これからも頑張って下さい！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 更新お待ちしておりましたよ！気軽に描いてくださいね (2019年6月2日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(*´∀｀)今後もよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ＥＹさん» いつもありがとうございます(｀▽´)これからもよろしくお願いしますっ＊ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)更新ゆっくりで申し訳ないです、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年2月18日 19時
