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日『それで、俺に電話してきたの。』
「うん、」
レコーディングの後、
なかちゃんが家まで送ってくれて、
今日はゆっくり休んでください、と一言。
部屋着に着替えながら、
手元は、とある人を探していた。
履歴から名前をタップすれば、
数コール後になれた声で、はいはい、と返答。
あの時、脳裏に焼き付いて離れない
みんなの声が、少しだけ胸を締め付ける。
そんなこと、言われるわけもないのに、
そう思ってても、痛む胸は隠せない。
「颯がさ、あの人って言ったの、…わたしが思い浮かぶ人って、だっちゃんしかいなくて、」
日『俺にそれ言ってよかったの？』
「…うん、でも颯には言わないであげて、」
日『まぁそれはいいんだけどさ、…なんで俺なんかなぁ。』
「だって、」
日『俺にとっては、確かにAはそうだけど、…Aを想ってるやつなんか多分他にもいるぞ。』
「え！そうなの？」
日『にっぶいからなぁ、』
嘘でしょ、知らなかった。
颯に、あの人。と言われて、
私はだっちゃんしか思い浮かばなかった。
だからこそ、なんでだっちゃんがそういうことっていうのを
知ってるのかが、不思議でならなくて、
私の言葉に、だっちゃんが傷つくかもしれない、
だけど、今後のためにも、真司郎のためにも、
私は聞かなければならないと思ったから。
「…ごめん、」
日『いいよ、別に。まぁあながち間違えじゃないと思うし。』
「…あーーー、もう本当に、ごめん、」
日『ふは、A今家？』
「うん？うん、家だけど、」
日『ちょっと出れる？直接話そ、俺が知ってることなら全部話すよ。』
「…わかった、けどもう着替えちゃったけど、いい？」
日『いいよ、迎え行くね。』
機械音が流れる携帯。
優しいなぁ、
いつまで経っても優しい。
きっと、これからもずっと、私の前では、
だっちゃんは紳士でい続けてくれるから、
それがありがたくもあって、温かくもあった。
幸せだと、思えるのに。
( それ以上に私は、傷つけたはずなのに、 )
未だ機械音の鳴る携帯。
ぎゅ、と携帯を握り締める。
もう、誰も傷つけたくない、
真司郎も、だっちゃんも、
ファンの子も、みんなみんな。
→
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ゆう - 読んでてメンバーがこんな事言いそうとか共感して時間忘れて読んじゃいました！ これからも頑張って下さい！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 更新お待ちしておりましたよ！気軽に描いてくださいね (2019年6月2日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(*´∀｀)今後もよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ＥＹさん» いつもありがとうございます(｀▽´)これからもよろしくお願いしますっ＊ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)更新ゆっくりで申し訳ないです、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年2月18日 19時
