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23. ( side Hidaka. ) ページ25

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2人のやり取りを眺めていたら、
いつのまにか用意されていた
新しい酒を持ってまた上に戻っていくAに
なんも声はかけられなかった。




『大丈夫かなぁ、』

日「なに、なんかあんの?」

『いや、そういうわけじゃないんすけど、来てるのがマスターの昔からの知り合いらしくて、そのお友達?の方にめちゃくちゃ気に入られてるみたいで。』

日「友達ねぇ、」

『Aさん休みだったんすけど、呼ばれたらしいですよ、わざわざ。』



だからあまり店では見ない服なんだなって思って、ちょっとだけ納得する。

それにしても休みの日なのにわざわざ来るってことは、そんな仲良いのか、それとも別の理由?

マスター、というかまぁこいつはマスターが
あいつの父親ってことを俺が知ってるなんて知らないだろうから
わざわざ言わなかったんだろうけど、
父親の知り合いだからって呼び出されることあるか?


知らねぇけど、




『その友達の人、めっちゃかっこいいっすよ。』

日「あ、わけーんだ?」

『そこそこ?歳は知らないんすけど、見た目は若そうでしたねぇ。』

日「ふぅん、」

『あ、でも日高さんのがらかっこいいっすよ!』

日「はは、そういうのいらねーから(笑)まぁいいやさんきゅ。」




作ってもらってた新しいお酒を受け取って、
友達のところに戻れば、Aちゃんいたの?なんて
そんな言葉が聞こえてくる。


知らないこと、やっぱまだあるなぁ、なんて
グラスの氷をカラカラと鳴らして、
揺れる水面に映るライトは白くて、



なんでだろう、ここ最近、心が荒むことが多い。




あいつのこと、
あいつと一緒にいる二人の、笑顔が浮かぶ、



違う、



俺は。






日「 あいつが好きじゃないと、」




それは、いつから、変わっていたんだろう。



笑顔が好きだ、
隣にいるのは俺でいて欲しかった、
何度も手を取りたかった、抱きしめたかった。

それでも、いつのまにか、


あいつの笑顔を守りたいと、
そう思えるようになったのは、



なぜなんだろう。






俺はまだ、知らないことが多すぎる。




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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜!これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!よろしくお願いします! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます!ありがとうございます〜!まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます!遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね* (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです!待ってます! (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rio | 作成日時:2018年9月7日 20時

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