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19. ページ21

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「 昨日はごめんね。」




返せない文字列に、ため息が出る。


どんな意味のごめん、なのか。





浦田くんに誘われていった飲みに、
日高くんが来たあの日から数日。


次の日に送られてきたラインは
いまだに返せずにいた。



あの日、騒ぐだけ騒いだ飲み。

あれはもうもはや飲み会に近いレベルの人数と
空いていくグラス、

職業柄なのか、どうしても空いたグラスを放って置けなくて
どんどんお酒を進めてしまったわたしももちろん悪かったのだけど、

最後日高くんは煽られた分だけの反応をして
そのまま眠りこけてしまい、
どこいってたのかわからなかった浦田くんは
なんだかピンピンしてて、
浦田くんの友達に送られていく日高くんを
二人して笑って送り返した。




浦「A大丈夫?」

「うん、そんな飲んで無いから大丈夫ですよ。」

浦「ん、じゃあとりあえずタクシー来るまで待つから、早めに乗せるよ。」

「浦田くんだって仕事なんだから先に帰ったほうがいいんじゃ無いですか?」

浦「いーのいーの。女の子は素直に先に帰るってもんよ。」

「はは、じゃあお言葉に甘えて。」




よっこらしょ、なんて
なんだかいったら怒られそうな言葉が頭に浮かんだけどそれは飲み込んでおいて、

お店の待機場のようなところの椅子に腰をかける浦田くん。

その横に座れば、くるりと体を向けられた。



浦「楽しかった?」

「え?あ、はい…」

浦「そっかそっか、ならよかった。」

「なんなんですか急に、」

浦「…俺はさぁ、なんとなーくだけど自分って本当に察しがいいんだなって思うことが多々あるわけよ。」

「はぁ、」



浦田くんは持っていた携帯の画面をスルスルとなぞる、

目線はこちらに向いてなくても、
浦田くんの言葉は確実にわたしに向いていて、


浦田くんから出る言葉に理解ができなかった。




浦「 日高に、伝えないの?」




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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜!これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!よろしくお願いします! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます!ありがとうございます〜!まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます!遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね* (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです!待ってます! (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rio | 作成日時:2018年9月7日 20時

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