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西 「おかえり。」
玄関を開けたら、西島くんがなんでかそこに立っていた。
優しい声とともに、まだ少し心の準備ができてなかったか事もあり、
驚いて固まってしまった。
「た、だいま…、ごめん遅くなっちゃった、」
西「んーん。俺もさっき帰ってきたから。」
「そっか、…えと、」
西「話したいことってこれのこと？」
わたしの言葉を遮るように
言葉を重ねてくる西島の手には、指輪が通ったネックレスと手紙が手にされていた。
「、っそれ、」
西「キッチン前にあったけど。わざと置いてんのかと思った。これなんでしょ、Aが最近様子おかしかったなの。」
「え、」
西「いやまさか気づいてないとでも思ってた？俺がAの変化に気づいてないとでも思ったの？」
「…違う、そうじゃない、」
小さく、ため息のようにもれる息。
西島くんはその先を言えない私に背を向けて、
リビングの方に戻っていく。
慌てて鍵をかけてから後をついていくと、
リビングの机の上に指輪と手紙を置いて、
ソファに座る西島くん。
この部屋に、元彼からのものはもうない。
使っていた家具、ベッドももうない、
たくさん座ったソファも、食器ももうないのに、
机に置かれている手紙と指輪だけが、
浮き出て見えてしまう。
西「Aの気持ちは？」
「え、？」
西「話したい事もあるかもしれないけど、とりあえずAの気持ちはどこにあるの。」
「…、どこって、」
西「俺はちゃんと信じてる。だから、Aの気持ちがどこにあるのか知りたい。」
ソファに座ってる西島くんが、
わたしを見上げて告げてくれる言葉に、
胸が締め付けられるようだった。
そんなの決まってる、
「どこもなにも、西島くんにしかないよ、…ちゃんと話したいから、聞いてほしいし、でも私は西島くんにしか気持ちはないから、それだけは信じてくれる？」
もう、揺れる気持ちもなにもない。
こうやって、信じて
言葉を待ってくれる人が私にはいるから、
西「そう言ってくれると思ってた、おいで。」
ゆっくりと、口元が上がって、
立ってたままの私に手を出してくる。
その手を取って、隣に座ると
途端にむっとした顔になり、繋いだはずの手は
頬を強めにつねってくる。
西「どうして黙ってたの。」
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rio(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます！更新、なかなか出来ず申し訳ありません。もう一つの方のお話の目処がつき次第、新しい枠にて更新させていただきますので、ドキわくしながら待っていてくださると嬉しいです。ありがとうございます(* 'ω')ﾉ (2019年5月13日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - はじめまして、perfect続きがとても気になります、更新楽しみにお待ちしてますし (2019年5月10日 20時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - はい、その内twitterの方にも顔を出させて頂こうと思っています!angel_凄く設定が好きです…!!笑これからも頑張って下さい、応援しています。 (2018年12月6日 18時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - shuchia。さん» コメントありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。桃推しなのですね、とても嬉しいです＊桃主体のお話読んでくださったみたいで、ありがとうございます！ぜひtwitterのほうにもお越しいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - 初めまして。いつかコメントさせて頂こうと思っていましたが、勇気が出ず…えっと、rainbow.rainbow+.angel.短編集も読ませて頂いています。桃推しの私でもrainbowや、この小説、愛してます!応援してるので頑張って下さい。 (2018年11月26日 23時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年7月30日 22時
