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持っていた煙管で俺の短刀を弾いた親父に更に苛つく。俺の親という事もあってやはり強い。二、三歩後ろに下がって距離をとり親父を睨めば、親父はやれやれと言いながら溜息を吐いた。



「ハイハイ、俺も明日は用事があるから行けないしA一人だけ連れてけ。」

「どーせ女と遊ぶんだろ。」

「お前もいつかそうなるさ。」

「うるせぇ。俺が一番好きなのは母さんだけだ。色んな女と遊びまくってるお前とは違う。」

「口が達者だな、ホントに小六か?」



ゆっくりと立ち上がる親父に、母さん泣かすなよ、と言えば、アイツの事はソウイウ目で見てねーよと言われる。

ソウイウ目。それは恋愛としてか、ただ欲を満たす為の女という意味か。多分、コイツの言い方からして何方も当てはまらないだろう。

部屋を出て行った親父と代わる様に部屋に急ぎ脚で入ってきた母さんに手を強く握られる。突然の事に驚いて母さんを見れば、母さんは荒くなった呼吸を整えていた。



「さ、悟!今学校の先生からお電話貰ったんだけど…、」

「な、なんて言われたの?」



急に黙った母さんを見て、もしかして担任が口を滑らせ俺の学校での態度を話したかと焦る。が、それは杞憂だったようだ。



「悟!テスト全部毎回満点とってるって本当なの!?」

「えっ、」



予想もしていなかった言葉に驚いている間に母さんはすごいね頑張ったね流石私の子と俺の頭をぐしゃぐしゃにする様に撫でた。俺の想像とは違って安堵するも、母さんのこういう所は本当に心臓に悪い。



「もー母さん、心臓に悪いってば!」

「ふふ、ごめんね。お母さん驚いちゃって。あの人から私だけ授業参観に行く様に聞いているから、授業参観についてお話しましょう?」


第七話:嫌いな授業参観(2)→←▽



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muu(プロフ) - わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中さん» コメントありがとうございます♡気に入っている設定でしたので褒めて頂けて嬉しいです。嬉しいお言葉ありがとうございます! (11月18日 18時) (レス) id: d72e1585a0 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中 - 突然すみませんこの作品めちゃめちゃ好きです。設定神だし、その発想力人生何周したら手に入るのか、、、文才もあって発想力もある……(゜ロ゜)?!もしや作者さんは神という存在なのか?! (11月16日 10時) (レス) @page5 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
- 突然すみません以下同文です…… (2022年7月30日 13時) (レス) id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
miyu - 突然すみません大大大大大大大大大大大好きのパスワードを教えてくれませんか? (2022年6月18日 21時) (レス) id: b50d43723e (このIDを非表示/違反報告)
ビター - 突然すみません大大大大好きのパスワードを教えてくれませんか? (2022年4月15日 19時) (レス) id: d05a01f832 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muu | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2021年1月15日 20時

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