5.宣戦布告 ページ6
じゃあ今日部室にお邪魔するわねと姫野さんは言った。
あーあ、めんどくせー。
するとユウは西園寺さんに「西園寺さんは部活どうするの？」と聞いた。
西園寺さんは「野球部」と即答した。
「「「ええっっっ！！」」」
私とカイトとユウは同時に叫んだ。
今絶対にクラスメイトから冷たい目で見られた気がした。
「驚きすぎじゃない君たち？」
西園寺さんは玉子焼きをくわえながら言う。
「い、いや、野球部って男子しかいないよ？」
彼女に問う私。
「だから入るの。私どの分野においても一番になりたいし。どっかの誰かさんみたいに何の部活かわかんない所には入らないよ」
はっきりとした物言いの西園寺さん。
「へえーそりゃ凄いや！」
カイトは感心してる。
姫野さんはそれにピクッと目を動かして反応。
「……西園寺さん」
おもむろに立ち上がる姫野さん。
「何？」
知ったこっちゃないと驚きもしない西園寺さん。
「私達、絶対に巡り会わない存在のはずなのに、二人いてはいけない存在のはずなのに、どうしてこう同じ箱の中でお弁当を食べているのかしら？」
同じ箱って……教室＝箱ですか。
「そんなこと知らない」
ムッとした顔をする西園寺さん。
「あら、あなた頭良いんじゃないの？」
さらに彼女は顔を歪める。それでもまだ弁当を食べ続ける。
「……しょうがないわね。私が教えてあげる。
それは………………どっちが優れた人間か決めるためよ」
へ？今あなた何とおっしゃいましたあ？
どっちが優れた人間か決める？
いや、ただの偶然だと思いますがね……
西園寺さんは微動だにしない。
「西園寺さん、あなた、私より劣ってるって認めたのね。ええそうね」
自己紹介したときと全く変わらない微笑みの姫野さん。
「……なわけないじゃない」
ついに西園寺さんが立ち上がった。
「いいね、やってやるよ。どっちが優れた人間か」
挑戦的な笑みを浮かべる西園寺さん。
ここからが本当の始まりだったなんて、
その時私は知るよしもなかった。
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諸星夢月です。
ランクインありがとうございます！！嬉しいです(o^−^o)
ここからはギャグ要素もどんどん入れていくので夢主ちゃんのツッコミも増えると思います。
これからもよろしくお願いします！
2016.11.19
ラッキーキャラクター
如月ちゃん(夢主)
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諸星夢月(プロフ) - アルゴンさん» ありがとうございます！ (2018年8月11日 14時) (
レス) id: 222891f609 (このIDを非表示/違反報告)
アルゴン - 面白いです！これからも頑張ってください( ＾∀＾) (2018年8月11日 11時) (レス) id: 1a9de2f6b0 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - しぇるんさん» ありがとうございます！テストで更新が滞っていますが、もうすぐ再開するので西園寺さんの活躍にもご期待ください！ (2016年12月4日 9時) (レス) id: acc2a9a5be (このIDを非表示/違反報告)
しぇるん(プロフ) - 面白いです!!そしてヒドインだけど西園寺さん好きですw更新待ってます! (2016年12月4日 9時) (レス) id: ac3cde1086 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！前からずっと温めていたストーリーなので嬉しいです(o^−^o)色の変え方は私も他の方の配布CSSを借りているだけなので、よく分からないです。「CSS」で検索すると、分かりやすく説明している作品もあるようですが……。お力になれず申し訳ないです (2016年11月22日 17時) (レス) id: acc2a9a5be (このIDを非表示/違反報告)
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