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女子更衣室で着替えながら、Aは先ほど終えた基礎学の反省会をしていた。
あのリボンでの滑り台、上手く使えばかなり便利だろう。咄嗟に思いついたアイディアとはいえ、初めてにしては中々の出来だったと思う。ただ、スピードがかなり早くてちょっとどころではなくめっちゃ絶叫系だったのだけど。
その辺は調整が必要だ。
それぞれが話しながら着替えを進めていると、壁の向こう側から聞き覚えのある歓喜した声が聞こえた。
「おい緑谷！やべェ事が発覚した！！こっちゃ来い！！」
峰田だ。緑谷を呼ぶ声はいつもよりもテンションが高く聞こえる。
嫌な予感がしたAも、壁の向こう側…男子更衣室での会話に耳を傾ける。
「見ろよ この穴、ショーシャンク！恐らく諸先輩方が頑張ったんだろう！！隣はそうさ！わかるだろう！？女子更衣室！！」
「峰田くん やめたまえ！ノゾキは立派なハンザイ行為だ！」
「オイラのリトルミネタはもう立派なバンザイ行為なんだよォ！！」
「ウチがやる」
「任せた」
氷河期と間違えそうなほどの女子更衣室で、代表して耳郎が壁に左耳のイヤホンジャックを差しながら敵の様子を窺う。
咄嗟に穴から見えない位置に移動したAは、決して間違ってないだろう。
「八百万のヤオヨロッパイ！！芦戸の腰つき！！葉隠の浮かぶ下着！！吉澤のマシュマロボディ！！麗日のうららかボディに、蛙吹の意外おっぱァアアアア」
最低。
Aの目には怒りや悲しみ、色んな感情が浮かぶ。
耳郎が空いた穴からイヤホンジャックを壁の向こう側にいる最低最悪野郎に刺してくれたのだろう。
そのまま心音を流し込んだかと思ったら、悲痛な叫び声が女子更衣室にも聞こえてきた。
「ありがと響香ちゃん」
「何て卑劣……！！すぐに塞いでしまいましょう！！」
八百万が個性を使って壁の穴をふさいでくれる。
「……ウチだけ、何も言われてなかったな」
「………マシュマロボディ………」
それって、つまり、ぽ、ぽ、ぽ、ぽ、ぽっちゃり気味ってことでは………？？？
確かにAは、芦戸や八百万といった体力のある女子より筋肉とかついていない。
勿論峰田は褒め言葉で言ったのだろうが、Aは深読みし過ぎてマイナスなイメージで受け取ってしまった。
「………お茶子、私筋トレ頑張るわ……」
「え、どうしたん？！」
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鬼龍炎(プロフ) - 続き楽しみにしてます！展開が楽しみです！ (2020年11月12日 1時) (
レス) id: 7c87da37ca (このIDを非表示/違反報告)
マキャベリ - 楽しみにしてます！面白かったです！ (2020年11月2日 14時) (レス) id: 303ab2eb20 (このIDを非表示/違反報告)
nightmare - 見てて、楽しかったです。これからも更新を楽しみに待ってます！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 97bb721bbe (このIDを非表示/違反報告)
ママリりすす(プロフ) - ありがとうございました (2020年10月24日 1時) (レス) id: ec99ffd70c (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - 展開面白かったです！これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 0a962740d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月19日 12時
