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リカバリーガールの個性により治癒してもらったが、少しだけ戻ったかと思われた体力がごっそり無くなってしまった。
そのためAは、リカバリーガールのご好意によって保健室から残りの試合の様子を見させてもらえることになった。
というか、今のAだとA組の観客席までたどり着かないよと言われてしまった。体力が無さすぎる。
第1試合の大爆発で吹き飛んだステージがセメントスによって元通りに修復されていた。
もしかしたら今日1番働いているのはセメントスかもしれない。A含めてステージが既に幾度とぶっ壊されたのを毎回直しているのだから。
『そんじゃ準決勝第2試合！
ほぼ無敵の影使い！常闇！
対！
脅威の爆発力！爆豪！
スタート！！！』
スタートの合図とともに飛び出した爆豪は、常闇に接近して爆破を仕掛ける。
常闇は爆破をダークシャドウを使ってガードをした。
………なんだかダークシャドウが涙目、というか、あまり元気がないようにAには見えた。
「あぁ、やっぱり相性最悪なのかねぇ」
「相性…？ああなるほど、光」
リカバリーガールの言葉でようやくAはダークシャドウの弱点に気がついた。
そして、爆豪の爆破は光を放つ。確かに相性は最悪だった。
『爆豪のラッシュが止まんねぇ！！常闇はここまで無敵に近い個性で勝ち上がってきたが、今回は防戦一辺倒！！懐に入らせない！！』
すっかりダークシャドウが逃げ腰になっているのが伝わってくる。
しかも爆豪が新技の閃光弾で黒影の体力である闇を削る。
そこから本体である常闇との間合いを一気に詰めてマウントを取り、嘴を左手で掴んで、右手で小規模の爆破による光を出していた。
どこからどう見ても、常闇が詰んだとしか言えない状況に追い込まれてしまっていた。
「常闇くん、降参！爆豪くん、4回戦進出！」
『1年ステージ、決勝は……轟 対 爆豪に決定だぁ！！！』
……ついに決勝。Aが立ちたかったが、あと1歩届かなかった高みのステージ。
来年は、あのステージに立てたらいいなとAは思った。
そのためには、とりあえず体力をどうにかしないと……
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さくらもち(プロフ) - 夢桜さん» 感想ありがとうございます。体育祭での準決勝は、何度も頭の中でシュミレーションしながら文を考えたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！お気に入りもありがとうございます！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: ab0ed3cc07 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ご感想失礼します。吉澤ちゃんが轟戦でWonderlandと叫んだ瞬間と、その個性の威力にとても驚きました！！戦闘シーンも分かりやすくそんな模写が頭を過ぎって凄い凄いと語彙力が飛んでしまいました……！お気に入り失礼します。これからも無理せず頑張ってください！！ (2020年10月18日 10時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月14日 7時
