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『な、な、何が起こったぁーーー！！！
吉澤、塩崎のツルを突破ぁ！！！というか、なんか焦げてねぇか？！？！』
『吉澤の個性だ、ほら解説』
『吉澤A、個性『幻覚』！
相手の五感を欺く事でそこには無いものをあると信じ込ませることが出来る！
強力な幻覚なら、幻覚の炎でも火傷をさせることが出来たりするぞ！！！』
観客席からざわめきが聞こえてくるけど、反対に塩崎の顔は青ざめている。
もしかして、予想していた個性と違ったりしたのだろうか。それなら何と予想したのか是非とも聞いてみたいところだけど、まずは試合を終わらせないと。
幻覚の炎で塩崎を包み込む。それをジワジワと塩崎に近付けると、しばらくしてから「……降参します」との声が聞こえてきた。
「塩崎さん降参！！吉澤さん、2回戦進出！！」
よし、ちゃんと勝てた。
正直、女の子の髪の毛を燃やすっていうのは抵抗があった。髪は女の命っていうくらいだから、ちゃんと生えることを確認してから個性を使いたかった。
まぁ、知る前に場外に出されそうになったら問答無用で燃やす気満々だったのは事実だけど。
そのまま観客席にお辞儀をしてからステージを立ち去る。
さて、恐らく次の試合はステージを修復する時間がいらないからすぐに始まるだろう。
次のAの対戦相手が誰になるか見るために、Aは急いでA組の観客席に戻った。
「今試合どうなってる？」
「面白いことになってるよー！」
「……流石に予想外なんだけど……」
注目の第4試合は、サポート科の生徒の独断場だった。
何故か飯田もサポートアイテムを身につけているが、それすらも発明という生徒に言い様に使われているように見える。
アイテムの解説をしながら、戦うというよりもとにかく逃げの一手しか出さない発目に、翻弄されまくっている飯田。
最終的にはアイテム解説をしきったらしい発目が自ら場外へ出て、結果として飯田が2回戦進出したが……なんというか、ドンマイという言葉しか出ない。
A組からは飯田に対して、憐れみの拍手が送られる。
第2試合、Aの対戦相手は飯田に決まった。
なんとも言えない雰囲気の中で、Aだけはまっすぐ飯田の方を見ていた。
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さくらもち(プロフ) - 夢桜さん» 感想ありがとうございます。体育祭での準決勝は、何度も頭の中でシュミレーションしながら文を考えたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！お気に入りもありがとうございます！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: ab0ed3cc07 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ご感想失礼します。吉澤ちゃんが轟戦でWonderlandと叫んだ瞬間と、その個性の威力にとても驚きました！！戦闘シーンも分かりやすくそんな模写が頭を過ぎって凄い凄いと語彙力が飛んでしまいました……！お気に入り失礼します。これからも無理せず頑張ってください！！ (2020年10月18日 10時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月14日 7時
