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トイレから戻ってみると
さっきの雰囲気とうって変わって、楽しそうに話してる二人。

そーっと後ろから近付いてみると
生足がなんちゃら、っていう言葉が聞こえて思わず声をかけてしまった。







「……私の話?」


「違うよ〜自意識過剰じゃない?」


「なっ、!」






んはは、って笑ってる裕太は耳と首が赤くて
ふにゃふにゃしてるし酔っ払ってるなー、って一目瞭然。







「北山くん、大丈夫だった?」


「ん?なにが?」


「裕太、結構酔ってるみたいだから」


「あーうん、でも酔ってた方が話しやすくて楽しかった」


「……そう?」







一体何を話していたのだろうか。

その楽しかった話題が気になるとこだけど
とりあえずこの柔らかくなった雰囲気に、ちょっとだけ嬉しくなった。








「A、今日一緒に帰ろうね〜」


「うん、じゃああんま飲まないでよ?
部屋まで連れてくの大変なんだから」


「おっけ〜」






とか言いつつもうこの状態だと結構大変そう…。








「なぁ、どういうこと?」







今まで私たちの会話を黙って聞いてた北山くんが
眉間にシワを寄せて詰め寄ってきた。







「え?」


「いつも飲んだら部屋まで送ってんの?」


「うーん、いつもってわけじゃないけど
裕太が酔ってたら部屋まで連れてってる」


「は?」


「でも逆に私が酔ってたら裕太が送ってくれるから、」

「そういう問題じゃねぇ」







なぜか急に不機嫌になった北山くん。

どうしたものかと、助けを求めようと裕太の方を向くも
いつの間にか宮っちの隣で楽しそうに話をしてるのが遠くに見えた。







「な、なにが……?」


「仮にも男と女なのに夜に部屋行くとかおかしくね?
しかも酒入った状況だろ?」


「別にそんなの昔からのことなんだけど…」


「でも今は状況が違うんじゃねぇの?」







状況……。

昔みたいな関係じゃなくて
キスもして、色々とグイグイ来られてるこの状況…?

なんでそれを北山くんが知ってんの。

68→←66 玉森side



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はちみつみゆ(プロフ) - このみさん» ごめんなさい、裕太を傷付けてしまって…。裕太も幸せになれるようになるべく書いていきますねぇ(;_;) (2021年5月29日 19時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - 裕太 (2021年5月29日 10時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - ちょうすけさん» ですよね、ごめんなさい(;_;)笑 私ですらも内容全く忘れてて読み直しました!笑 あんまり自分の話を読み返すことってないんですけど、すっかり昔のことすぎて( ̄▽ ̄;)あと少しで移行になってしまうのでまたよろしかったら遊びに来てください♪ (2021年5月28日 22時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょうすけ(プロフ) - お話読み返してました(笑) 前の更新からこんなに経ってたとは。。続き楽しみにしてます! (2021年5月27日 22時) (レス) id: daa492e006 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - めめめさん» せっかく見つけてくださったのにお返事めちゃくちゃ遅れてしまってごめんなさい!泣 もううさすがにお話忘れちゃいましたよね( ̄▽ ̄;)出来れば完結に向けてまた更新していこうと思ってるのでまた遊びに来て下されば嬉しいです♪ (2021年5月27日 21時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2019年5月7日 18時

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