36 ページ36
.
こうやって視線が交わると
その瞳の奥に吸い込まれていきそうな感覚に襲われるから不思議。
「縛られんの好き?」
優しい手つきでぐちゃぐちゃなネクタイを整えるように撫でて
その度に微かに触れてしまう指先にも反応しそうになる。
「……ん、まぁ…、嫌い、ではないかな?」
現に今こうして
縛られた手首がちょっと心地いいとか思っちゃってるし。
「んふ、かーわいっ」
さっきまで拗ね顔だったのに
途端にニヤニヤと鼻の下を伸ばしてご機嫌さん。
.
「ミーツー!はやくー!」
その時向こうから聞こえたその声に
”おう、今行く〜”
って、何事も無かったかのようにしゅるりとネクタイを解いた。
「行くか、玉うるせぇし」
「うん、いっぱい買ってきたから」
「俺も腹減ったな〜」
そのままペタペタとリビングに向かうひろの背中を見つめながら
自分の心臓に手を当てた。
ドク、ドク、ドク……、と心臓が早鐘をうつように高鳴ってて、
「……あかん。」
ドキドキしちゃう。
平然としてる風に見せかけてるけど
内心ドッキドキだからね。
まぁ、あんだけイケメンに触れられてあんなん言われたら
ドキドキしない女はいないと思う。
でも
自分はペット、自分はペット…と言い聞かせて
平然装うしかないし。
.
「Aー、はやくー」
「はーい」
そんなことを考えているとリビングからそう呼ばれて
取り残されたスーパー袋を持って向かおうとすると
ひょこっと顔を覗かせたひろがそれに気付いて
どれどれ、って代わりに持って行ってくれた。
2631人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちみつ(プロフ) - あきさん» ぎゃー!私も妄想してぐふぐふしながら書き進めてまーす^^*まだペット生活そんなにたってないですけど、これからもっと甘々ペット生活書きたいのでまた長くなるかもしれません!笑 末永くよろしくお願いしますね\(^o^)/ (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 藤北さん» やー!ありがとうございます!私も好き!みっくんのペットだなんて夢のようですよね(^ω^)お金払ってでもなりたいのに養ってもらえるなんてほんと天国!という妄想のもと書き進めてます。笑 玉ちゃんこれから甘々生活を掻き乱していくのでよろしくお願いします♪ (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ソフィアさん» ほんとに!私自身ももう移行なの?!と驚きました。笑 だいじょぶ、という心強いお言葉嬉しいです( ;∀;)ついつい甘々みっくんを書きたすぎて長くなっちゃうんですよね。お許しを…(っω<`。)明日か明後日には移行しますのでまたいらしてくださいね^^* (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 北斗七星さん» はじめまして!そうですね、ようやく話が動き始めました!(遅)ひろくん派ですか?私も個人的にひろ派ですけど、やっぱり玉ちゃんもいいですよね(^ω^)玉ちゃんのペースに引き込まれる感じ、好きなんです♪もっと上手く書けるように精進しますね^^* (2018年10月14日 21時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ぎゃー笑ww興奮してきました〜〜笑(・∀・) (2018年10月14日 1時) (レス) id: 8dc069f5ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年9月4日 21時