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「やべぇな、眠くなってきた〜」
「私も夕方まで寝てたのに眠い〜」
「満腹だからだな」
「だなっ」
そんな呑気な話をしながら
車のキーを指に引っ掛け、おっきなエントランスを抜けると
「あ、たま。」
エレベーターの前で携帯を弄りながら立っていた彼が
北山さんのその声に振り返った。
「お、ミツ〜」
やっほー、って緩く挨拶を交わしたあと
私に視線を寄越したから、小さく頭を下げた。
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「……誰だっけ?」
どっかで見たことある気がする、って
じーっとお顔を近付けてきたから思わず後ずさると
後ろにいた北山さんにぶつかって受け止められた。
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「俺のペット。」
「…は?」
「今日から……、いや、正式には昨日から
俺のペットになりました」
ぽむっ、と両手で後ろから私の肩を掴むと
ほら挨拶、って後ろから顔を覗かれて
「…あ、Aっていいます。
よろしくお願いします…」
もう一度ペコっと頭を下げると
思い出したようにぽんっと手を叩いた。
「あ!この前ミツの部屋から出てきた!」
「そうです、その節はお世話になりました」
「てか何?ペットって。
意味不明なんだけど」
怪訝な顔を寄越した”たま”って呼ばれる人。
うん。
良かった、これが正常なリアクションだよ。
「こいつはたま。
さっき言ってた一緒に会社やってる奴で、下の階に住んでるから」
たまさんの言葉を無視してそう私に説明すると
タイミング良く到着したエレベーター。
「ほら、とりあえず乗るぞ〜」
そう言ってグイグイエレベーターに私を押し込むと
たまさんも続いて乗り込んだ。
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はちみつ(プロフ) - あきさん» ぎゃー!私も妄想してぐふぐふしながら書き進めてまーす^^*まだペット生活そんなにたってないですけど、これからもっと甘々ペット生活書きたいのでまた長くなるかもしれません!笑 末永くよろしくお願いしますね\(^o^)/ (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 藤北さん» やー!ありがとうございます!私も好き!みっくんのペットだなんて夢のようですよね(^ω^)お金払ってでもなりたいのに養ってもらえるなんてほんと天国!という妄想のもと書き進めてます。笑 玉ちゃんこれから甘々生活を掻き乱していくのでよろしくお願いします♪ (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ソフィアさん» ほんとに!私自身ももう移行なの?!と驚きました。笑 だいじょぶ、という心強いお言葉嬉しいです( ;∀;)ついつい甘々みっくんを書きたすぎて長くなっちゃうんですよね。お許しを…(っω<`。)明日か明後日には移行しますのでまたいらしてくださいね^^* (2018年10月14日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 北斗七星さん» はじめまして!そうですね、ようやく話が動き始めました!(遅)ひろくん派ですか?私も個人的にひろ派ですけど、やっぱり玉ちゃんもいいですよね(^ω^)玉ちゃんのペースに引き込まれる感じ、好きなんです♪もっと上手く書けるように精進しますね^^* (2018年10月14日 21時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ぎゃー笑ww興奮してきました〜〜笑(・∀・) (2018年10月14日 1時) (レス) id: 8dc069f5ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年9月4日 21時