* ページ26
.
「……んな落ち込むなよ」
「だって……。」
「なんで俺にそんな書いて欲しいわけ?」
「私みっくんの書、大好きだもん」
「…そうなの?」
「うん。前はよく書いてたでしょ?
それ書く姿見る度に惚れ直してた」
「・・・」
「でもそっか。書いてくれないか、
「わかったよ」
「え?」
きーーーたーーー!
しょんぼりして、惚れ直すとか褒めれば
絶対書いてくれると思ってた!!
なんだかんだで私に甘いもん、みっくんは。
くるっと振り返れば
今日だけだぞって髪の毛をクシャってされて
隣の書道セットが置いてある部屋へと向かっていった。
「いい匂いだね」
「確かに久々だわ、墨の匂い」
みっくんの匂いと墨の匂いと
幸せすぎるその香りに包まれながら、邪魔にならないように隣へと座った。
「久々だから上手く書けねぇかも」
「大丈夫!どんなのでもみっくんは上手だから」
「なんだよそれ」
惚められすぎて満更でもなさそうなみっくんは
大きく息を吐いて、真剣に書と向かい合い始めた。
これこれ、この空気感。
この少し緊張感のあるこの空間に
一緒にいれるのが本当に幸せ感じる。
.
「こんなもん?」
一発勝負で出来上がったその書は
やっぱりとっても上手だった。
私が思った通り
あのテレビに掲げられてたのよりも
何百倍も、何全倍もお上手。
(彼女の主観です)
「やっぱりさすが…っ!
すごい上手!皇室に負けてないっ!」
「お前まじでそろそろいろんな方面から怒られるぞ」
「いやっ、もちろんあの書だって上手いけどね!」
でもやっぱり、好きな人に書いてもらう生の書は違うんだもん。
「いつかさ、部屋のリビングにね
みっくんの書を飾りたいの」
「リビングに?」
「そう。
家族が増える度に、一枚ずつみっくんの綺麗な書が増えてくの」
まだまだ現実的には遠い未来だけど
今の私の夢かもしれないなって。
「……書いてくれる?」
「そりゃもちろん。
それは大歓迎で書くわ、俺」
新しい年が始まっても
ずっとずっと、同じ時代を一緒に生きていけますように。
──END.
みっくんの書が久々に見たい…。
この想い、この小説を通じて届けー!(無理)
1468人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちみつ(プロフ) - 匿名さん» ごめんなさい、気付かずに使ってしまってました…。すぐに変えさせていただきますね^^*ご指摘ありがとうございました(´∇`) (2019年6月13日 17時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アイコン画像などに芸能人の画像を使うのは違法ですので変えてください。変えない場合通報しますので。加工画でもNGです。 (2019年6月13日 13時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - あきさん» あきさんのニヤニヤゲット嬉しいです。笑 あー!吐息!分かります!あれやばいえろかったですよね!公開で何見せてくれちゃってんの?!って思いました(爆)またあの表情も良くなかったですか?あ〜もっと見たくなりますね!早くDVDが欲しいです!笑 (2019年6月12日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - くまのこさん» 阿部ちゃん大好き!やだ嬉しい!私が阿部ちゃんなわけでもないのに!笑 良かったです、ネタバレになってしまったのかとハラハラしました。笑 これから抱かれに行くのですね…まじで危険日だと危険かもしれないです(爆)ご無事をお祈りしております…南無 (2019年6月12日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - mashiroさん» ましろさんを幸せに出来たなんて私も幸せです;_;)マルチ欲しいですよね!なんなら全部みっくんマルチでいい(こら)みっくんぽいって最高の褒め言葉〜泣けますありがとうです。涙 みっくん病から抜け出せたかな?笑 またましろさんとこもお邪魔させていただきます♪ (2019年6月12日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2019年1月21日 0時