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「それにしても、お部屋が広いっ!
ここ二階堂さんとの二人部屋なんですか?」
「そ、でもいつもより狭い方な気するけど」
「・・・へぇ〜、」
私が泊まってた部屋は、四人部屋でこの部屋より狭かったよ?
と、心の中で突っ込んでみる。
これが、一般人と芸能人の差なんだなぁ。
「ベッドとかもさー、無駄にでかくね?」
そう言って、大きなベッドに腰かけた北山さんに
なんだかソワソワして、周りをうろつく私。
「確かに、二階堂さんと二人で一つに寝れそうですね」
「寝れるだろうけど、ぜってーやだ」
「ふふ、二人で仲良く寝てたら笑えますよ可愛くて」
「可愛くねぇだろ、おっさん二人が一緒に寝てたら気持ちわりぃ」
「そうですかね〜?」
「そうだろ、どう考えても」
話ながらもウロチョロとしてたら行き場もなくなって
ポスン、と北山さんが腰かけたベッドの反対側へと遠慮がちに座ると
まっさらなふわふわなベッドが少しだけ沈む。
.
「二階堂おっせぇな〜」
そう言って、ゴロンと後ろに寝転んだ北山さんに
必然的に近付いてしまった距離。
「お、おそいですねっ、」
座ってるお尻のあたりに感じる北山さんの気配に
座ってしまったことを後悔しつつも
ドキドキと心臓が加速してきて、思わずシーツを握りしめちゃうほど無駄な緊張感。
.
ふぁ〜、ってあくびしてる声が聞こえてくるのにすら反応しちゃって
.
「あのっ!やっぱり私もケータリングに行、
「いいって、行かなくて」
.
シーツを握りしめてた手を離して、立ち上がろうとすると
寝転んでた北山さんがそのままの体勢で私のその腕を掴む。
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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん? これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか? 低い棚ってなんですか? 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年7月28日 22時