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「大丈夫だって、何かあっても俺らがフォローするし」
「それが申し訳ないから、ミスしたくないんですよー…」
「数々の試練を乗り越えてきた俺らをなめんなよ？」
ドヤって片方の口角を上げて笑って
そのまま後ろにかぶってたキャップを私にかぶせてきた。
「…わっ！！」
「っぷ、頭ちっちゃ！！」
キャップをかぶせられて、目元まですっぽりと覆われてしまったその姿を見て笑ってる北山さんに
やめてくださいよ、ってまた元通りにかぶせてあげると
無造作にかぶせたことによって、目元にかかった前髪越しに目が合う。
「俺らもコンサート楽しんでんだからさ、阿部ちゃんとか他のスタッフさんにも楽しんでほしいんだよ」
だからといって仕事の妥協は許さねぇけど、って付け加えて
本当に楽しみにしてるんだなぁって伝わるほどのワクワクしてる少年みたいな笑顔。
「じゃあ、楽しみながら頑張りますねっ！」
「おう、新潟といったら何がうまいかな〜」
「んー…、お米？」
「じゃあ阿部ちゃんは新潟行ったら、食べるの米のみな」
「えぇっ？！それはちょっと…っ、」
「冗談だろうが」
すぐ真に受けるんだもんな、ってバカにされて
そばにあったお菓子を差し出される。
「なに食いたいか、考えとけよ？」
「そんな私の意見なんて…、
皆さんの食べたいものについていくだけで全然大満足です」
「ふーん、じゃあやっぱ米のみだな」
「だからそれはちょっとーっ！」
「ほんっといちいち反応がかわ…
途中まで言いかけて、ハッと急に口を閉ざした北山さんに頭を傾げる。
「かわ…？」
「……や、なんでもねぇ。忘れろ」
そしてそのまま飲みかけのペットボトルを持って、リハーサルへと戻っていった。
.
「反応がかわ…？」
なんだろ、"かわ"って？
かわ、
かわ、
かわ、いい
かわいい・・？
反応が可愛い・・？
.
いやいや、かわいいはないか。
自意識過剰か、って自分で自分に突っ込みながらも
北山さんに差し出されたお菓子を頬張って、私も仕事へと戻った。
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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (
レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか？ (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん？ これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか？ (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか？ 低い棚ってなんですか？ 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつみゆ
| 作成日時：2017年7月28日 22時
