part.36 ページ36
jk side
後処理を終えて、綺麗になったAとベッド。
すやすやと眠るAの隣に俺も寝転ぶ。
すっぴんのはずなのに、赤みをもった唇をふにふにとする。
…あ、まただ。
『んぅ、む………ぁ、』
jk「まじでエギだ」
唇に触れていた俺の指を、小さな両手で持ってぱくっと口に含むA。
こいつ、前からだけど舐め癖とか噛み癖があるっぽい。
今日だけじゃなくて、いっしょに寝てると何回も腕とか顔を噛まれたことがある。
そういえば、今日もシてる最中に噛まれたっけ。
思い出した途端に、傷口がヒリヒリと痛む。
それでもこの傷さえもAがつけたものなら嬉しいと思ってしまう俺。
いくらなんでも溺れすぎだろ、(笑)
あ、起きたらワールドツアーのこと言わなきゃな。
さっきので確信したわ。
こいつが半年以上もこの家で1人なんて無理だ。
俺も無理だしAも無理だと思う。
もし置いていったら、帰った時にはこいつはもう他の男のものになってるだろうな。
jk「お前は俺しか見えなくていーよ。」
・
・
・
.
朝、っていっても4時すぎくらい。
目が覚めると隣でおっぱが寝てる。
『んひひ、かわい…』
映像で見たみんなのおっぱは、私のなの。
かっこいいおっぱとか可愛いおっぱは見れるかもしれないけど、こんなに無防備なおっぱはみんなには見れないでしょ?
わたしだけの特権だもん。
そうだ、写真撮っとこ。
こんなにばぶばぶな寝顔のおっぱはめずらしいもん。
『んふふ、かわいいでちゅね〜♡』
頬をつんつんしたり、髪の毛を撫でてみたり。
それにしてもかっこいいなあ。
写真を撮ることも忘れて、おっぱの顔に見惚れてるとパチって目が合った。
『おはよぉ』
jk「んで?満足した?俺の撮影会?」
『……した!』
jk「そこは起きてたの、って驚くとこな。」
頭を雑に撫でられて、ひょいって持ち上げられる。
jk「大事な話の続きな。
俺さ、来週からワールドツアーっていうイベントで半年くらい帰って来れないんだ。」
『うん、………私とは、さよなら、?』
ずっと怖かった事がすぐそこまで来てて、じわって目の前が滲む。
また、新しい飼い主様……
jk「んで、俺はそれが嫌だからお前を連れていきたいんだけど、どう?」
『へ、?』
jk「だーかーら、お前が大切だから離れるとか無理なわけ。だから、俺に着いてきてよ。」
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アや(プロフ) - やばいですめっちゃ楽しみです続き!! (2022年1月7日 3時) (レス) @page46 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ほんとに続きが楽しみです!!! (2021年12月28日 7時) (レス) @page38 id: 6b33558517 (このIDを非表示/違反報告)
天使と恐竜に惚れたヨジャ(プロフ) - いつもお話読ませていただいてます(^^)とってもこのお話大好きです!!グテが主人公ちゃんを取り合いしそうでキュンキュンします♡どちらにせよ愛される主人公ちゃんが可愛すぎます!お話更新待ってます! (2021年12月14日 7時) (レス) id: 4e64304b7c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - この時点でキュンキュンしてます!どうなるのか、、楽しみです!😊 (2021年11月30日 23時) (レス) id: 32682f4dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rr_jk1 | 作成日時:2021年11月29日 4時