第八十九話_絵麻side_ ページ10
侑介くんと椿さんが取っ組み合いの喧嘩をしている
それを苦笑いしながら見ていると、サァッと風が桜の木を揺らした
私も髪を抑える、その時池の近くに立っているAちゃんが見えた
絵麻「わぁ...」
その姿を見たとき思わず声が出た、だって、すっごく綺麗だったから
私も琉生さんにAちゃんと同じ桜をつけてもらったけど、その桜と綺麗に結われた髪が静かに揺れている
桜を照らすためのライトで映し出された顔は、切なそうで嬉しそうななんとも言えない笑顔だったけれど、すごく綺麗だった...
梓「ん?どうしたの?」
絵麻「あっ、や...」
梓「へ〜...」
私がAちゃんに見とれていると、梓さんが私の目線の先をおってみた
絵麻「綺麗...ですね...」
梓「うん...」
梓さんは少し頬を染めながら悲しそうな表情でAちゃんの姿を見ていた
侑介「わ、わぁっ」
と、そこに、さっきまで椿さんといいあいをしていた侑介君がバランスを崩してAちゃんと風斗くんに突っ込んでいく
___ざぱぁぁぁん!!!___
そして、4人で池の中に落ちてしまった
私は急いで四人に駆け寄る
棗「ぶはっ!」
最初に姿を現したのは棗さんだった
棗「.....うん?意外と浅いんだな、この池」
水は棗さんの腰辺りまでしかない。棗さんは大きく息を吐くと髪や顔についた水を手で拭った
それから少しして侑介くんが、続いて風斗くんが、最後にAちゃんが上がってきた
しかもAちゃんは激しく咳き込んでいる
貴方「ゲホッ、ゲホッ、もっ、ありえないんだけど?!
うぇ...水飲んじゃった....」
侑介「おっ、おま、その格好///」
貴方「はっ?」
Aちゃんの格好は、片方の方がほとんど見えていて、服が透けて下着も少し見えている
結んでいた髪もとけていて、メガネも外れている
棗「め、目のやり場に困るんだが...//」
絵麻「あっ、Aちゃん!は、はやくあがって!」
私は、Aちゃんを引っ張り上げて自分のきていたカーディガンをかけた
貴方「気持ち悪っ...」
そう言ってへばっているAちゃんに、飲み物を渡しながら背中をさすっていた
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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時