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第八十六話 ページ7

椿「おーっ、いい感じ。満開じゃん!ほらほら、見ろよ、梓」


梓「....うん、そうだね。見事だね。でも椿、手を引っ張るのはやめてくれないかな」


貴方「絵麻さん、重いでしょ?僕が持つよ」


棗「や、俺が持ってやる、貸せ」



翌日僕たちは、井の頭公園に出かけた
バイトが入ってる伊織にぃはあとから合流することになったけど、残りは最初から居る



貴方「騒がしい...」



桜はまさに今が最高というくらい満開で、週末ということもあって、かなりの人が繰り出していた
もう夜になっていたせいもあるのか、楽しそうな歓声があちこちから聞こえてくる



雅臣「ああ、みんなきたね」


弥「こっちだよー。早く早くー!」



先に来て場所取りをしていた雅にぃと弥が手を振っている
シートが惹かれているのは、大きな桜の真下で池も見える、眺めのいいところだった
僕はシートの端っこに腰掛けて池を眺めた
みんなには背を向けている状態だ



雅臣「はい、これAの分、乾杯するからちょっとこっちおいで」



雅にぃに飲み物を渡され、みんなの和に一応入る



雅臣「じゃあ、乾杯しよう。.....風斗、A受験お疲れ様」



風斗が軽く片手を上げる



風斗「....どうも」



僕を片手を少しだけ上げた



雅臣「そしてみんなも毎日お疲れ様。今日はゆっくりと楽しもう。それじゃ...カンパイ!」





















貴方「ふぁ....」



暇、ちびちびとジュースを飲みながら何も口にせず、ただひたすらイケを眺めている



絵麻「あ、あの、わたし、何か買ってきます!」



絵麻さんの声が聞こえてきた
へ〜...買い物行くんだ...じゃあ



貴方「それ、僕も行く」


絵麻「え?」


貴方「だめ?絵麻さんに何かあってからじゃ遅いし
  僕も欲しいものあるから...」



そう言って僕はスニーカーを履いた



雅臣「や、でも...」


貴方「僕が行く」



声が少し低くなった
正直こんな声出るんだって自分でも驚いている



雅臣「そ、そう、わかった」


貴方「いこ....」


絵麻「う、うん」



そう言って絵麻さんの手を引いた

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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時

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