第百九話 ページ30
貴女「ふぁ....っ....」
車に乗っている間にいつの間にか寝てしまったのか
起きたら自分の部屋.....じゃないなここ....
?「んっ....おはよ、A....」
貴女「おはよ、風斗」
多分、風斗がここまではこんでくれたんだろう
服は丁寧に着替えさせられてあったし
貴女「仕事は?」
風斗「んーっ....あー、行かなきゃ...」
眠そうに目をこすりながら、のそっと起き上がる
顔を洗ってせっせと服を着替え、髪を整えていく風斗
僕は、その様子を半分寝ぼけながら眺めていた
風斗「ほら」
1通り準備を終えると僕の腕をつかんで立たせてくれた、そのままされるがまま引っ張られてリビングに連れていかれた
貴女「....んーっ、おはよー」
リビングを開けると、ちょうど絵麻さんも帰ってきたところなのか話している姿が見る
右京「A!起きたんですね、良かった...」
風斗「じゃ、僕は仕事だから」
駆け寄ってきてくれる京にぃを横目に通り過ぎ、風斗はリビングを出ていった
貴女「....ごめんなさい」
目を見るのが怖くて、下を向いて謝った
みんな、怒ってるかな....勝手なことして....
絵麻「あっ、あのっ、Aちゃんっ!ひどい事言ってごめんねっ?えっと、Aちゃんも同じで、辛い思いしてたのに、当たっちゃって....」
絵麻さんも駆け寄ってくれた
貴女「いや、私の方ほどごめんなさい...」
怖い、涙があふれる.....
右京「まったく...どれだけ心配したと思ってるんですか?絵麻さんもですよ。
Aにいたっては、自 殺 するんじゃないかと焦りました、風斗が見つけてくれたからよかったものの....」
はぁ....とため息をつく京にぃ
僕が無言のままふいていふと、ぎゅ....っと抱きしめられる感覚がした
びっくりして顔を上げると京にぃが涙目で僕のこと抱きしめてた....
右京「もし、辛いことがあっても、決して死 のうなんて考えないでください.....、貴方は....あなた達は、私たちの大切な妹なんです....」
らしくもなく少し震えている京にぃをみて、また、涙が溢れだした
貴女「ごめんなさいっ....ごめんっ....」
僕は、京にぃに抱きついてただただ泣くことしか出来なかった
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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時