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第八十二話 ページ2

急いできたつもりだけどちょっと遅くなっちゃったな...
もうたくさんの受験生が出てきていた




貴方「はぁ...さっむ....」




そういえば冬花ちゃんの時も、こんな雪だったな...
あの車がスリップしていなかったら、あの時、僕がつくのがもう少し早かったら、冬花ちゃんはタヒんでなかったのかな....




絵麻「伊織さん!」




そんなこと考えてたら、絵麻さんの声が聞こえた
まずい...!!!




貴方「絵麻さん!!!」


絵麻「えっ?Aちゃん...?」




僕が声を上げた時にはもう遅かった



伊織「違った...」



伊織にぃは糸の切れたマリオネットのように崩れ落ちた
僕は急いで伊織にぃに駆け寄る、絵麻さんは呆然と立ち尽くしている



貴方「伊織にぃ!!絵麻さん、早く救急車をっ....」



絵麻さんはずっと固まったままだた



貴方「絵麻さん!!!」


絵麻「えっ...あっ、えっと...」


貴方「早く、救急車呼んでください!!!」


絵麻「う、うん!」


貴方「あっ、これ、救急車が来たらこれ見せて!呼んだらすぐ、京にぃに電話して!」


絵麻「わ、わかった!」



僕はスカートだったから、生足のまま伊織にぃの隣に座りこんで着ていたコートと制服を脱いで伊織にぃにかぶせた、まぁ、上は長袖着てたからね



貴方「絵麻さん、電話した?」


絵麻「う、うん」


貴方「京にぃなんだって?」


絵麻「病院に誰か向かわせるって...、前かかったことのある先生に見てもらえるよう連絡を入れておくって...」


貴方「そっか...、救急車来るの、待ちましょう」


絵麻「わっ、私っ...」



絵麻さんの声が少し震えている
僕はカバンの中のポーチに入っているクローバーのネックレスを身に付けそれを握り締めた



貴方「大丈夫、大丈夫ですから....」




そう言って絵麻さんの逆の手で絵麻さんの手を握り締めた

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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時

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