episode.31「我慢」 ページ32
(月島side)
ぎゅっと、腰に巻かれる細い腕。
「…まって、けい」
少し呂律が上手くまわっていない。
「……行かないで」
熱の所為なのか、意図的なのか、
とても可愛いことを言ってくる。
「……一人にしないで」
我慢していたが、これ程誘ってきたからには
覚悟していただきたい。
「A」
ドサッと、ベッドに押し倒す。
「けーい」
僕の手を触って、頬を擦り付ける。
「冷たくて、きもちい」
もう片方の手でAの頬を触れる。
するとAは正面を向いて、
僕を視界にいれる。
「キスする」
そう告げて、軽めのキスをする。
「んっ…。けい、熱うつっちゃうよ……」
「そんなのいい」
再び唇を重ねる。
「んっ…」
甘い吐息が聞こえると、
もう理性が爆発する。
少しあいているAの口の中に
舌を無理矢理ねじ込む。
「……んぁ…んぅ…」
下手くそながらも舌を絡ませてくる。
しかし突然、謎の罪悪感に
苛まれる。
…熱で浮かれているときに
襲っていいものだろうか。
寝込みを襲っているもんか…。
流石に駄目か。
唇を離す。
「…んっ……ふ、ぇ?」
もっとほしい、とでも言うように
Aはもの惜しげに僕を見つめてくる。
「……んー、けい〜」
子供が抱っこをねだる様にむすっとする。
暑かったのか、寝巻きのボタンをはずす。
きっとほかの男だったら襲っているだろう。
「…A、少し寝な」
耳元でささやくと「ん」と
小さく返事をして、ゆっくりと目を閉じた。
・
episode.32「からかい」→←episode.30「高熱」
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無気力さん(プロフ) - あくとさん» 遅くなってしまってすみません！ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月30日 21時) (
レス) id: 14336173ff (このIDを非表示/違反報告)
あくと - 続き楽しみにしています。 (2018年2月4日 15時) (レス) id: e7f9e66541 (このIDを非表示/違反報告)
無気力さん(プロフ) - アカアシモリフクロウラヴさん» しちゃうぜ〜〜!笑( *´艸｀)ﾑﾌﾌ/// (2017年8月24日 23時) (レス) id: b833ef5e1c (このIDを非表示/違反報告)
アカアシモリフクロウラヴ(プロフ) - 無気力さんさん» 確かにねw月島イチャイチャして！是非ともぉぉ！！ww (2017年8月18日 19時) (レス) id: 1bd6eb8b1e (このIDを非表示/違反報告)
無気力さん(プロフ) - アカアシモリフクロウラヴさん» やーやー！といっても、こみゅにはちゃっかり来ちゃってたり笑 月島やばいよー、もっといちゃいちゃさせたい…！ (2017年8月16日 12時) (レス) id: b833ef5e1c (このIDを非表示/違反報告)
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