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岩本照
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'' Snow Manに咲野Aはいらない ''
この言葉を何度も見てきた。
今ではAの魅力をわかって認めてくれるファンの子もいるんだけど、
よく思ってない子がいるのもまた事実。
Aが加入してすぐの頃の話をしてみようかな。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『 照くん、ごめんなさい、ここもっかい教えてもらえますか？』
岩「 いいけど、そろそろ休憩入れたほうがいいんじゃない？」
『 大丈夫です。…早く、追いつかなあかんから、』
いつもそうだった。レッスンがある日は1番早く来て1番最後まで残る。
努力するのはいいことだ。でも頑張りすぎて体に負担がかかっているのなら話は別。
『 あ！できた！やったあ、ありがとうございます 』
頬を緩ませ、可愛くて柔らかい笑顔を浮かべたと思えば、
踊り始めると別人のように色気を醸し出すギャップ。
他のグループに比べると難しいと言われるダンスも淡々とこなす。
『 康二〜、ここできたからあとで一緒にやろうや 』
『 待って、この部屋なんか狭ない？』
深「 俺の顔がでかいからだよっ 」
『 ふっかさん、ほんま、最高です。』
メンバーといる時、Aは常に笑顔だ。
だけど時折見せる暗い表情に、俺は気づいていた。
俺は、本当は、知っていたんだ。
Aが必死になって踊る理由を。
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ある日、レッスンが終わって帰ろうと車に乗り込んで、忘れ物をしたことに気がついた。
岩「 うわ、まじかよ 」
誰もいないはずのスタジオから光が漏れているのを見て全身が固まる。
ありえない、幽霊とか、そんなの、こわくなんかない、、
岩「 …え 」
恐怖と闘いながら光の方に近づくと、今日振り入れをした楽曲が聴こえてきた。
そう、そこにいたのはAだったのだ。
『 あれ、照くん、忘れ物ですか？』
あまりにも綺麗に踊るAに見惚れていたら、不意に話しかけらた。
こちらを見るAの目は心なしか赤くなっていた。
岩「 A、」
泣きながら、踊っていた。
もしかしたら、今までもずっと泣いてたのかもしれないと思うと、胸が苦しかった。
『 はい？』
岩「 あ、いや、なんでもない 」
…わけがない。どうしたの？って聞けば済んだのに。
でも聞いたところでAはきっと、なんもないですって笑うんだろうなと思ったから。
だけど、このままだとAが消えてしまいそうな気がして。
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non. - みくさん» コメントありがとうございます！作者、丈くんにデレ期で。気合入れてしまいました笑 (2020年1月20日 23時) (
レス) id: dd61c5edd7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバすぎ！丈くんカッコよすぎ！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: e098bf8f94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non. | 作成日時：2020年1月16日 21時
