*かまぼこ隊は倒せない ページ18
「いやぁ〜〜まさか貴女たちと共同任務だとは!!いろいろヘマしちゃうことあるかもだけどよろしくね〜〜〜!!!」
「Aさんッッッ!!近いです!!!」
「はぁあああああ!?!?何羨ましいことしちゃってんだよ炭治郎ぉおおおおっ!!!!」
「A次郎!!子分が親分の前を歩くんじゃねェエエエ!!!!!」
「うんうんみんな元気ね〜、若い子っていいな〜〜〜!」
かわいいかわいい炭治郎くんに抱き着きつつ私達は指示された場所へと向かっている。
十二鬼月が出るわけでもない、所謂雑魚狩りなのだか気を抜かずにいかなければ。
さてさて、薄暗い獣道をやんややんやと騒いでいれば早速お出ましだ。
「はッ…柱!?何故此処に_」
「うるさいなぁ、ぶっころすよ?」
這い出てきた鬼たちの首を疾く叩っ切れば、鮮血が舞う間もなく灰と化して消える。
紙を裂くみたいにあっけないが、まあまあ鍛錬程度には。
「よォし折角だし競争といこう!!一番多く鬼を斬れたらお姉さんからのあっつ〜い抱擁だ!!少年たちよ気張ってけ〜!?」
「あ゛ァ!?ンだそりゃ!!食えんのか!?」
「うーん伊之助くんには特別に衣のついたアレね〜!!じゃあ始め!!疾く疾く行けぃ!!!」
なんて言いながら私が先頭を突っ切っているのだけど。
次から次へと出てくるさまざまな鬼をばっさばっさと斬り捨てるのは実に単純な作業だった。
「呆気ないなあ…でも数が多いからね、うんうん。有象無象がいくらいたって有象無象だけど。」
なんてぶつぶつ独り言を漏らして。
なかなか数が減ってきたねえ、もうちょいで最後かなあ。
「鬼殺隊…!!く、来るなッ!!」
「はいは〜い♡み〜んな大好き竜柱です♡んじゃま最後だしいっちょやっちゃいますか〜〜っ!」
全集中·竜の呼吸 弐ノ型─竜胆繚乱
私が呼吸を使った時には、もう鬼はいなかった。
そこにあるのは、ただ灰のような亡骸だけ。
「人を散々怯えさせたくせに来るなだの何だの…鬼ならせめて最後まで卑劣に足掻けばいいものを」
刀を一振り二振りして灰を払えば、後ろを振り返ってにっこりと微笑んだ。
「さてと!リザルトを教えてもらおっかな〜!何体倒せた?」
「っく、はぁッ…いや、Aさんが早すぎて…!!」
「俺なんかついてくるのが精一杯だったんだけどォッ!?!?」
「おいA!!!親分に獲物の一つくらい寄越しやがれ!!!!」
「アレッ思ったより非難轟々だなぁ!?やっぱやりすぎた?」
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ころころ - ゆるふわですやん! 知ってるんですか! (2019年10月4日 20時) (レス) id: 327fdb2cac (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんのなんでも屋さん» コメントありがとうございます〜ッッ!!!わりと皆さんに気付いてもらえて内心同志を見つけられたようで嬉しいです!! (2019年10月3日 17時) (レス) id: 647675a819 (このIDを非表示/違反報告)
こんのなんでも屋 - あーっあーっしぬかとおもった!しぬかとおもった!ってどっかで聞いた事あると思ったらぴーまるちゃんとこのうさぎさんw (2019年10月2日 19時) (レス) id: 8cb1996207 (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - ゆきさん» わーコメントありがとうございます!!!続きます!!続編行きます!!体調管理にも気を配りつつ頑張っていきますー!! (2019年10月2日 7時) (レス) id: 647675a819 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 一瞬最終回かと思ってめっちゃびっくりしたけど、続くの文字を見てとりあえず一安心。この作品は今まで見てきた中で一番好きです。これからも投稿楽しみに待ってます。無理をせず頑張ってください。 (2019年10月1日 21時) (レス) id: fbbd62be54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロ | 作成日時:2019年9月8日 15時