*変人柱と蛇柱 ページ16
「小芭内さん!!!誕生日おめでと〜〜〜〜!!!!」
「……こんな遅くになんのつもりだ」
「えっ!?もちろんお祝いするつもりですとも!!私ったら流石に日中は蜜璃ちゃんと過ごしたいだろうな〜っと思ってお誘いしてみたらどう?とか言ってみちゃう気遣い完璧天才美少女だから!?でも私と一緒の時間があったっていいでしょ?だからこその深夜!!」
「だから甘露寺に近付くなと言っただろう…途轍もなく余計なお世話だ、約束通り床に叩きつけるぞ」
「や〜ん誕生日の小芭内さんも当たりつっよ〜〜〜い♡♡♡」
只今、九月十五日になりたての夜明け前。
私はわざわざこの時間を見計らって、小芭内さんのところに凸したというわけである。
本人めちゃくちゃ嫌がってるけどね!!まあ嫌がられようが何されようが自分の信念貫き通すのが私だから仕方ねえ!!!(最低)
「そういえば西洋の文化にば〜すで〜け〜き?なるものがあるらしくってね、今日小芭内さんがいい子にしてたら食べられるかもしれないよ〜〜!?」
「頭痛がしてくるから一旦黙れ、誕生日を命日にさせる気か。」
「わーお」
本当はそれも蜜璃ちゃんと一緒につくるつもりなんだよな〜!!!!
まぁ小芭内さんド少食だし食べるのはほぼ私たちなんだろうけど…
せめてろうそく消すくらいはやってくれるよね!!多分!!
「あとねあとね!!…いやでもうーん、これ以上はネタバレになってしまうかな……とにかく今日はこれから楽しいことづくしだから!!あと強く生きろよ!!それと…これはあとで言うやつだった、最後にこの前の帰り遅くなった時何気私のこと心配してくれてたのめっっちゃくちゃ嬉しかったよ!!じゃあね!!良い誕生日を!!!」
「待て」
「ウ゛ワ゛ッッナンデ!?!?」
首根っこ掴まれてあっけなく戻されました解せぬ。
…いや、戻されただけじゃなかった。
ぐるんと視界が反転したかと思えば、遅れて背中に衝撃。
冷たい床の温度を感じとって、ようやっと自分が押し倒されていることを理解した。
「深夜に男の部屋に来るとはこういうことだ。俺は是が非でもやらないが、下劣な塵共ならこのまま喰らいついているだろうな」
「ン゛ュ゛顔がいいッッ…はい分かりました勉強になります……」
いや、なんか最近幼女としての概念が定着してきつつあったけど、ここまでされると流石に男の人としての意識が…
「ん!?あれ!?顔あっつ!!!なんで!?!?」
「…全く分かってないだろう」
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ころころ - ゆるふわですやん! 知ってるんですか! (2019年10月4日 20時) (レス) id: 327fdb2cac (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんのなんでも屋さん» コメントありがとうございます〜ッッ!!!わりと皆さんに気付いてもらえて内心同志を見つけられたようで嬉しいです!! (2019年10月3日 17時) (レス) id: 647675a819 (このIDを非表示/違反報告)
こんのなんでも屋 - あーっあーっしぬかとおもった!しぬかとおもった!ってどっかで聞いた事あると思ったらぴーまるちゃんとこのうさぎさんw (2019年10月2日 19時) (レス) id: 8cb1996207 (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - ゆきさん» わーコメントありがとうございます!!!続きます!!続編行きます!!体調管理にも気を配りつつ頑張っていきますー!! (2019年10月2日 7時) (レス) id: 647675a819 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 一瞬最終回かと思ってめっちゃびっくりしたけど、続くの文字を見てとりあえず一安心。この作品は今まで見てきた中で一番好きです。これからも投稿楽しみに待ってます。無理をせず頑張ってください。 (2019年10月1日 21時) (レス) id: fbbd62be54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロ | 作成日時:2019年9月8日 15時