クラスの地味子ちゃん。

18 ページ20

貴方side

するとひょっこりとジョングク君が顔を出した。

「ヌナ体調平気ですか?」


『ぁ大丈夫だよ..』


ジミン君をチラッと見ると完全に"?"


って顔をしている。


ジミン君、テテ君と幼なじみだったんだ...


「何でテヒョナのお父さんが?」


「娘に会いに『お父さんこっち来て。』


あっぶねぇ...


お父さんを呼び出して事情を説明する。


『絶対に私とテテ君が、義理の兄弟ってこと言わないでよ．．？』


「あぁ...分かったよ。」


玄関に戻ってお父さんはこう言った。


「ここの家の方に用があってね。そろそろ帰るよ。」


『ぁ、はい...』


お父さんは"またな"と口パクで伝えて帰っていった。

『あ、家上がる?暇だったら』


「ぁ、じゃあお言葉に甘えて..」


「やったヌナの家だ〜!」


ユンギオッパは呆れたように帰ってしまった。


車で送ってくれたお礼言えなかった．．．


『お茶用意してくるね。』


「「はーい。」」


てか今日はグループでバレーがあったっけな．．．


ジニョン君たちに迷惑かけたかな．．


『はい、どうぞ。』


「Aちゃんありがとう。」


お茶とお菓子を用意して、ソファー座る。


するとジミン君が口を開いた。


「明日、Aちゃんのクラスに転校生が来るんだって。
　日本人だったけな。」


『本当に？！』


転校生。しかも日本人！


私は旅行とかで日本にすごく行きたくて


独学で日本語を勉強している。


「でも反日多いから心配だな．．僕は良い国だと思うけど。」


「特にジミニヒョン達の学年は、結構反日が多いってよく聞きます。」


『私絶対友達になる！それで、ジミン君が教えてくれたカフェに行く！』


日本人だからきっといい人だ。


急に明日が楽しみになってきた。


でもテテ君たちに会うのも嫌だな(泣)


グク君はバグバグとお菓子を食べてる。


「ヌナってお菓子食べないんですか？」


『私？ダイエットしてるし、肌荒れしちゃうから．．』


せっかくオンニのメイクで変われたから、肌も綺麗に


保っていたいし。


でもよく来るユンギオッパは私の前でお菓子食べるんだよ．．


「Aちゃんって痩せてるし、肌綺麗だよ？」


不意に言われ


顔が赤くなる。


ジミン君は、何気なく言ってるんだろうな。


「ジミニヒョン、もう5時半ですよ。そろそろ帰りましょう。」


「え！ホントだ。またねAちゃん！」


ジミン君たちを見送り、私は夕飯の準備を始めた。

続く。

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す