雪男たちの姫５【Snow Man】

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岩｢…だから最近樹とベタベタしてたわけね｣





楽屋に戻るなりくっついてきたラウールとじゃれていると顔も見ずにそう呟くひーくん





『ベタベタしてない、と、思うけど。』



深｢いーや、してたね｣



阿｢正確には樹の方が、だけどね｣






樹くんの事になると皆怖いんだよなあ、と思っていると





ラ｢皆、Aちゃんの事が心配でAちゃんがいない時樹くんにいっぱい連絡してたんだよ笑｣



『…へ、そうなの？』






そういえば2人で計画を進めてる時、樹くんの携帯の通知音が異常なほど鳴ってて、携帯見るなり青ざめた顔して電源を切ってたからなんだろうとは思ってたけど…






向｢俺めっちゃ寂しかってんで、全然話せんし…｣



『…ごめんね』



向｢あ、えと、あの、｣



『ん？』



向｢ギュッて、して、いいです、か｣






なんで？とは思いつつも腕を広げると、子犬みたいに飛び込んできて嬉しそうに笑ってる康二


私が康二の胸に飛び込んだみたいに見えるだろうけど。笑






ラ｢ずるいよ康二くん！｣



『うわっ、苦しいって！笑』



向｢なんやラウール！俺で我慢しいや！｣



佐｢俺も混ぜてよー！！｣







私から離れて3人でくっついてキャッキャ遊んでるのを見て笑っていると







宮｢A、翔太が話したいことあるって｣



渡｢えっ！？｣



『なにー？』






久しぶりに近くで翔太くんの顔見たなあなんて考えていると







渡｢ち、近い｣



『あ、ごめん』



渡｢…あー、えっと、勘違いして一方的に怒ったりしてごめん｣



『…私じゃなくて、樹くんに謝るべきじゃない？』



渡｢え？｣



『覚えとけ、って送ったんでしょ』







そう言うと、あー、と苦笑いを浮かべて、謝っときます、と頭を搔いた






『じゃあ、握手！』



渡｢なんで？笑｣



『仲直りの握手？笑』







手を出すと、そのまま腕を引かれて翔太くんの胸にダイブした






渡｢いや、俺だけ握手はひどくない？｣




『そういうつもりじゃなかったんだけど…笑』




渡｢…｣




『…ねえ、自分でやっといて照れるのやめてくれる？笑』



渡｢あーうるさいうるさい笑｣






皆の勘違いが晴れたみたいで昨日の怖すぎる顔から一転して優しい顔に戻った皆



樹くんの提案に乗ってよかったなって思ったり思わなかったり






田中樹まじでありがとう!大成功!!
田中樹写真


(スノスト＋マネ集合写真)

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