【prsk】キミ色のセ カ イにて。【短編集】

多分平和なお買い物。　東雲姉弟と瑞希 ページ13

「ねぇ、彰人？」

「…んだよ絵名。」

『あ、あの〜…』

「A、どうしたの？」

「ん？」

『私をはさんで喧嘩するの、やめてもらえませんかね…？』

…誤解しないでほしい。私は別に東雲 Aとかではないんだ…！！
ここの空気が東雲家のリビングみたいになってるけども…！

「はぁ？喧嘩してないんだけど〜？」「は？喧嘩してねぇけど？？」

『ｱｯ、ﾊｲ…』

……気まずい。てかなんでこうなってんの…？ってか瑞希！戻ってきてよ！！見えてるから！
目線で助けを求める…が、無視。というか、くすくす笑うな…

ことの発端はこうだ。
瑞希とショッピングモールへ買い物に行く
↓
瑞希がいいお店発見
↓
私「お店の外で待ってるよ」
瑞希「了解〜♪」
↓
絵名「あっ！A！」
彰人「あ、A」
↓
なんか険悪なムード
↓
瑞希が店の棚の影からこちらの様子を伺ってる ←今ココ

ん…？瑞希がこっちに来てるな…

「やぁやぁ、絵名、そして弟くん！」

「うおっ、暁山…？！」

「え！瑞希？！いたの？！
　…ちょっとA、それ先に言ってよ！」

『ごめん…』

なぜか逆ギレされてしまった…

「そういえば絵名と弟くんはなんでショッピングモールにいるの？」

「買い物。最近話題のコスメも気になるし！」

「オレは…まぁ、な。荷物持ちだ。」

「はぁ？荷物持ちってなによ！！」

「そのまんまだろーが。」

「まぁまぁ…ほら、絵名？どーうどうどう…」

「ちょっと瑞希？誰が馬よ！！」

絵名達の大きな声にすれ違う人が凄く見てきて視線が痛い…

『絵名、声が大きいよ…みんな見てるし…』

「…ごめん。」

「やーい、年下のAに注意されてるー！」

「はぁ？！」

言ったそばから…！！

『…彰人、どうすればいい？』

「…さぁ…分かんねぇ…」

彰人に聞くも、解決策は見つからず…

「よし、A！次どこ行く？絵名も！」

「次はね…」

「……オレ帰っていいか？？」

長くなることを察した彰人は逃げようとする…が、

「だーめ、一日付き合うって言ったのは誰？？」

と逃がそうとしない絵名。そしてあからさまにうげっ…て顔をする彰人。

『…今度パンケーキ奢るから付き合ってあげて。』

大変だねという同情と申し訳無さからお礼をすることにして一件落着…？

「あーはいはい…しゃーねぇな…ったく…だりぃな…」

「聞こえてますけどー？」

ガチでごめんなさい。アカウント移行の話。→←テスト勉強。　ビビバス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す