SUN【eiji】 (ページ29)

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普段は5分とかそこらで帰ってくるのに10分経っても20分経っても帰ってこなくて心配になった私は玄関先で待つことにした

30分ぐらいしてさすがに外見に行こうと立ち上がったその時扉が開いた

エ『ただいま～…うわ、どうしたん？』

「遅いから心配になったの」

エ『これ買いに行ってた』

えいちゃんの手からぶら下がる袋の中身を見ると

りっくんが好きなプリン
私が好きなお菓子

その他もろもろたくさん入っていた

エ『ごめんな二人とも』

そう言ってすぐ行動に表せるえいちゃんは私達よりも一回り、いや二回り以上大人で。

「…あれ？えいちゃんのは？？」

こんだけいっぱい入ってるのにえいちゃんの好きなものが見当たらない

エ『俺はいいんだよ笑
二人のために買ってきたんだから笑』

でも私は居てもたってもいられなくて

「一緒に食べよ？皆で食べた方が美味しいもんねえ、りっくん？」と共感をりっくんに求めた

さすがに申し訳なくなったのかりっくんも

エ『俺のも食べていいよ！えいちゃん！』

とプリンを差し出した

じゃあ、ちょっとだけねとほんとにちょっとだけ食べて後は二人で食べてな、とベランダに向かってまた煙草に火をつけたえいちゃんの後ろ姿はやけに大きくはっきりと見えた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

リ『美味しいね！』

「えいちゃんありがとう！！美味しい！」

エ『付いてる笑』

口の横に付いた食べかすをとって食べるえいちゃん

「ねえっ、汚いよ笑」

エ『ん、美味い！！』

リ『なんか…卑猥…』

エ・A『「意味がわからない」』