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ページ21

「なあに」




ここ座って、と言われたのは膝の上




言われるがままに向かい合わせに座る




エ『近い』




「え?」




エ『なんか今日近い』




「えいちゃんが座れって言ったんじゃん」




そう言って離れようとすると




エ『違う、そらとか、みっくんとかと』




もっと引き寄せられてえいちゃんとの距離がもっと近くなった




「いつも通りだよ」




少し近すぎる距離に私の心臓はいつも通りじゃない音を上げて機能していた




エ『なんで最初みっくん呼んだの』




「みっくんが先に見えたから」




エ『俺と最初喋ってたじゃん』




「…だってえいちゃん編集してて大変そうだったから、」




そう言うと少し眉毛を下げて




エ『構ってやれなくてごめんね』




なんて謝るから




「…頑張ってるえいちゃん好きだよ」




と真っ赤な赤髪にそっと触れる




エ『じゃあキスして』




どうやったらその流れに辿り着くのかが分からないけどダメ?と上目遣いで聞かれたらもう勝てない




私はそっとおでこにキスを落とす




エ『…足んない』




一気に私をソファに押し倒して長くて甘いキスをして




「…っ、ぷはあっ…」




エ『…っはぁ、』




エ『俺、毎日こんぐらいしなくちゃこの先持たないから』




と言ってあの愛おしいほうれい線を浮き出して笑う彼に




私は今日も深く深く溺れていく




__________

ツ『ただいま〜…ってAなんでそんなに顔赤いの?風邪?』




「赤髪感染症」




エ『赤髪感染症って笑』




「えいちゃんのせいだよ」




エ『明日はもっと長くしようかな〜』




「…やだって言ったら?」




エ『そもそも拒否権ねえから』




ツ『なに?全くわかんない!』




そ『わかんなくていいんだよみっくんはそのままで居て…』

#episode13【鋭い観察力】→←#episode12【BPM190】



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(プロフ) - さやさん» ありがとうございます〜!! (2019年4月23日 18時) (レス) id: 72492a26d6 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 面白かった! (2019年4月23日 18時) (レス) id: bbbfd87e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月4日 23時

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