最後のひとかけらを君に2 (ページ6)

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「Aっ、、、」

『どうしたの崇裕、』

「Aっ、、どうしたん、」

『えっ、？なに？』

「…俺、昨日おらんかったの分かっとる？」

『えっ…、』

「俺一昨日から泊まりやったの分かっとる？」

『、、、っ、泊ま、り、、。あ、、そうだよね、ライブ…だもんね、、』

「覚えてへんの？行ってくるな、って言うたやん。
ライブ終わったら少し時間できるから話しよう言うたやんな、？」

『、っ、、、』

「……。

さっきの話、こないだも同じこと話したん、覚えてへんの、、、？」

『、、、えっ、』

　

こんなこと言うたらAを傷付けるだけやのに、
悲しくて悲しくて、止まらへん。
だんだん声が大きくなって、感情的になってくる。

　
「この土産は？分かるやろ？！」

『、、たか、』

「買うてくるたびに好きやって喜んでたやん！覚えとるやろ？」

『、、、っ、』

「Aっ、、、！
どないしたんよ、、！！どないしてまったんよ、、、！！」

『、、、、』

「なんでなん、、！！なんでなんよ、、、」

　